野村有志『脚本の(野村有志/オパンポン創造社)書き方・基礎編』
2019/10/17
大阪を拠点とする劇団、オパンポン創造社で作演出をされている野村有志さんが、自らの手の内を明かしてくれる本。
野村さんの作品は、ライブで一人芝居、観劇三昧でも何作か見ている。どの作品も楽しい。
実際、読んでみると、ものすごく斬新というよりも、自分が脚本を書くときに、無意識に注意していた部分を言葉にしてくれているような感じ。
ネット記事としては長いけど、市販の指南書よりは短く、ポイントが整理されていてわかりやすい。
読んでいて頭が整理される。
「ツカミ」と「フリ」(理由)の重要性はそこまで詰めて考えてなかった。
誰の主観かを決める、場の停滞は悪手、解決に至らないのはフリがないから。
裏設定を走らせておくと、終わらせやすい。
ダミーのテーマに関しては、自分も意識的にやってる。
オパンポンパンツの話が読めたのもよかった。
試しに書かれていることを強めに意識して、いっぺん短編書いてみようかと思う。