2020/5/11
高間響さんの書いた一人芝居を4人の役者さんが演じる。
5作品書いた高間さんも、5作品演じた髭だるマンさんも仕事がはやい。
『豊川信用金庫が危ない』は、流言から大規模な取り付け騒ぎが起きた実話を多くの証言を並べて振り返る話。朗読。
『滋賀作は京都から出て行け』は、京都の人間が、滋賀の人間を極端な偏見をまじえて取り調べする話。
『仮面ウォーカー ゼロリスク』は、ヒーローがリスクを恐れるあまり怪人退治で顰蹙を買う話。行き付く先が前日見た道徳自警団みたい。
『鷹峯歌劇団ミュージカル ファウストレディー』は、権力者の庇護を受けて「アキヨ」が自由に振舞う話。
どの作品も社会風刺が効いていて自分の中の「笑の内閣」のイメージどおり。
配信らしさを追求すると言うより、見ていると劇場が恋しくなる感じ。
ファウストレディーが一番ムチャしていて好き。
権利が面倒とのことだけど、劇場ののびのびとした空間で見たい作品だった。
<ラインナップ>(特設HP)
『豊川信用金庫が危ない』
出演:松岡咲子(ドキドキぼーいず)
『滋賀作は京都から出て行け』
出演:由良真介
『仮面ウォーカー ゼロリスク』
出演:髭だるマン
『鷹峯歌劇団ミュージカル ファウストレディー』
出演:高瀬川すてら(劇団ZTON)