2020/5/10
4本の一人芝居を髭だるマンさんが演じる。
内容云々というより、動画配信前提で作られた演劇ってどんなだろうと思いながら見る。
『新しい神様』は、右手と左手の指どうしがいざこざを起こす話。
『朝の日記(オンライン)』は、話と言うより、周辺の情報や考えていることを語る。詩の朗読っぽい。
『ザ・女ドラゴン 燃えるビキニヌンチャク』は中二男子がエロそうな題名の映画を見るかどうかで葛藤する話。
『道徳自警団日誌』は、町内会の自警団が道徳を根拠に狼藉を働く話。
集合住宅の一室なので、全体的に声量は抑え目。
当然、テクニカル面も不十分なので、普段劇場で演劇を見るありがたみを感じる。
一方で、ステージマジックに対するクロースアップマジックみたいに、少人数に近い距離で見せるような微細な表現なら、配信と相性のいい作品になりやすいのかなと思ったりもした。
<ラインナップ>(特設HPより)
『新しい神様』
作:イトウワカナ(intro)
『朝の日記(オンライン)』
作:穴迫真一(ブルーエゴナク)
『ザ・女ドラゴン 燃えるビキニヌンチャク』
作:西マサト国王(ボン☆ランド国王・努力クラブ)
『道徳自警団日誌』
作:高間響(笑の内閣)作
・出演:髭だるマン