BLW話題の続き | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

赤ちゃん主導の離乳食

ペーストもピューレも使わないで
固形ではじめる

スプーン離乳食しかしらなかった私

さらにいえば
離乳食は、スモールステップですすめることを
講座でお伝えしていた私。

そして。
BLW!とタイトルがつく動画も
世界では、たくさんアップされていて

えずくベビーの姿をみて、

こんな乱暴なやり方はダメ!と思ったのが
じつは学ぶきっかけです。

なんで、お母さんたちは、
とても楽しい!って書き込みをしてるのか?

そして、
動画のアップ数が多い、ということは
お母さんたちに指示されている、ということ。

お口の専門家として学ばない選択肢は
ありませんでした。

創始者のジル先生が来日される!
行きたい!

そう、思ったのですが
最初の申し込みの受付時間、
うっかりして忘れていたので、締め切り。

本当にショックすぎました。

でも、その後、もう1日開催していただけて、
大阪から横浜まで行って
受講してきました。


最近の離乳食の相談。

一歳半、2歳なのに、
母乳しかのみません。

3歳になるのに、
食べません


そんな相談が増えてます。

ほかにも、
自閉症ではとくに、
噛まない、丸呑み、偏食、

本当に相談が多いのです。

その解決のヒントがいただきたかったのもあります。

昨年の摂食嚥下リハビリテーション学会でも、
picky eaterの講座がありました。
極端な偏食です。

また、
こちらの
本では、アメリカでは、
picky eaterの入院治療をされていることをしりました。

私が見ているダウン症のお子さんでも、
どうして。舌がでてくるの?

などなと、
本当に口腔機能だけではない
食の問題が、大きな社会問題になっています。


わたしは言語聴覚士なので、
離乳食を教えるのが専門ではありませんが、
相談を受けるたびに、

なぜ、子供の食への偏りは
何が原因なのだろう?と
思いました。

そんな時期に受講できた、ジル先生のお話。

それは、
なぜ、食を楽しめない子供は、
何が問題だったのか?

その答えをいただけたのです。

そう、
BLWは、何を目的にし、
何を育てるのか?


それは、スプーンで食べさせる?
ピューレをあげる?
タンパク質から?
穀物から?
どれだけずつあげる?

という、方法論ではありません。

こちらの本を、最初のページからよむと、
BLWの意味が説明されてます。

本当に丁寧に。

BLWは、手づかみたべをさせる、
ペースト食を与えない

そこが重要だけど、
そこを目指してないし、
お母さんも子供も
楽しく食に向かい合うことを目標にしています


そして、
離乳食のときに、
離乳食が進まないとき、
お母さんは、とれだけ悩むでしょう。
食べないベビーに、
お母さんは、どんな気持ちになってるでしょう

そもそも、
どうして、
離乳食を食べなくなるのでしょう。


そのきっかけになるのが、
最初の頃の離乳食だとしたら?


そんなときに、
支援者が、いろんな引き出しがあるといいですね。

ちなみに、
我が家の長男は、
ペーストやおかゆがきらいでした。

もう、私も二人目の育児だったから、
さっさと、
軟飯にうつしていきました。

咀嚼の発達は?という話になりますが、
どのかたよりも、しっかり咀嚼してたべる人です。

この子に、blwっていう知識があれば、
もっと違ったかも。

さらに、3人目は、
離乳食したかな?

あっと言う間に、すすんだ記憶しかない。


最終目標は何か?
そして、
運動発達はどうか?

その点が抑えられたら、いいな。