手づかみ食べからはじまる離乳食 | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

昨年、改訂されましたが、
もともと、厚生労働省が、離乳食ガイドラインを
だしたのは、1980年。

そして、アレルギーが増加したという歴史があります。



一般の赤ちゃんの食行動の研究からでたものではないのですよね。



あまりに、
離乳食ガイドラインを疑うことなく、
当たり前に使われているから

それは、科学的根拠に基づいていると、
ただ信じこんでいるということになります。

離乳食ガイドラインがでるまえは、
どうしてたのでしょう?

もちろん、
私もBLWのジル先生のセミナーを受講するまで、
盲信していました。

しかし、
健康な一般の赤ちゃんの、
食行動。

口腔発達は、実は
まだまだ、十分に研究されてないのです。


そして、
昔からの乳児の発達検査をみてみると、
まず、
赤ちゃんは、
5ヶ月、6ヶ月に
「自分の手でもって食べる」を
普通にするものなのです。

 
しかし、
離乳食ガイドが出されたために、
赤ちゃんの自発的、摂食行動を否定して、
赤ちゃん主導ではなく、
母親がリードする

母親が与える離乳食が正しいように、
世の中が、
根拠なく、信じてしまった
信じこまされてしまった

ということになります。


そのために、、
スプーンを、当たり前に拒否する赤ちゃんたち。

そう、
自分で口に運び、吟味したいのに、差せてもらえない。

その中で、
スプーンを拒否する赤ちゃん
(自分でもって食べたい!)

無理にでも、
食べさせたい大人


このような体験をしてしまうことで、

赤ちゃんは、食と嫌な体験が
セットとして、記憶される
ネガティヴな、  
食事の体験は、
そのごの、
過度な偏食につながっていきます。

今、アメリカや海外では、
極端な偏食が、社会問題となり、
入院治療も行われたり、

口から食べれず、
胃ろうをしている子どももいます。

BLW、
赤ちゃん主導の離乳食とは何か?

それは、
本来、人間に備わった
発達順序にそった環境を、
大人が適切にサポートしていくこと。


離乳食ガイドが出されたのは
戦後であり、 
赤ちゃんの発達順序ではなかったこと。

そして、
赤ちゃんは、まず、

噛むことの口腔発達。

そして、
次に噛んだものを飲み込む学習をしていくようです。


スプーン離乳食ガイドがあるから、
わざわざ、はがためおもちゃがいる

しかし、
自然の発達にそえば、

はがためは、おもちゃじゃなくて、
食材でよいということ。


BLWにご興味があるかたは、
こちらの本を読むと

さらに、理解がすすみます。