日タイ、リタイア生活

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2019GW 鉄道で行くスイス、イタリアの旅 (13) 街も自然も美しい中世の面影を残す、トゥーンの街へ

2019-06-21 | 2019 スイス イタリア
グリンデルワルド3日目の午後は、インターラーケンオストから電車で30分ほどのところに位置するトゥーンの町を訪れた。

ガイドブックには大雑把な情報しかなかったので駅の切符売り場奥のインフォーメーションへ。あいにく昼休みで閉まっていたが、手前のラックにフリーの市内地図があったので、これをもって散策に出かけた。

駅を出て二つ橋を渡ると旧市街に出られるのだが、その二つ目の橋からアーレ川の水門が見える。ここは帰りに寄ることにして旧市街にあるObere Haupt通りへ。いかにもむかしのヨーロッパを彷彿とさせるようなところで石造りの建物が並び、斜めに突き出した看板や旗がレトロ感満載。少し歩くと歩道が建物の二階部分に続いていく。店の入り口も二階部分になっていて店先にベンチや花が置いてあってお洒落だ。二階部分の歩道が終わるとその先に広場があって何かイベントをやっていた。生ビールの屋台が出ていてのんびりと味わっている人がちらほら。右手の山の上に尖塔が見えたので行ってみたいのだが、目の前の階段を上っていくとかなり疲れそうなのであきらめる。地図によるとこの近くに上に上るエレベータがあるはずだが、見つからない。



今度はObere Haupt通りの反対側を引き返す。途中石造りの水飲み場があった。試しに飲んでみたら冷たくておいしい。スイスの町にはこのような水飲み場が各所にあるとは聞いていたが天気が良く歩いたあとだったのでおいしさは格別。ペットボトルに残っていた水を捨てて入れ替えた。
駅から来た交差点まで戻ってきたがエレベータが見つからないので自動車道を通って山の上に上って行った。ぐるっと反時計回りに坂道を歩いていくと教区教会の入り口が見えた。さらにゆるやかな坂道を進んでいくと左手にアーレ川、その先のトゥーン湖、その向こうに見える雪山が見えた。トゥーンの街並みともマッチしていてなかなかのビューポイントだ。その先に教堂への階段を上っていくと広場になっていて、ここからの眺めは最高。
教堂の下の道はトゥーン城へと続いていていてまた水飲み場があった。城の内部は博物館やカフェになっていたが、眺望だけで十分満足したので戻ることに。教会のほうに戻っていくとエレベータの入り口が見えたので、それを使って下に降りる。長い通路を歩いて出口にでてみたらそこはなんとObere Haupt通りの真ん中だった。どうして気づかなかったのだろうと思ったらそこは車道に面していて、二階の歩道を歩いていたためわからなかったのだ。もう少し地図に詳しく記してくれたら気づいたのに。

同じ道を通ってアーレ川のほとりに出た。鮮やかな青色の川沿いにはカフェが並んでいてくつろいでいる人々がたくさんいた。水門の手前にアイスクリームの店があったのでここでひと休み。ベネチアでは寒くてジェラートを食べ損ねたので、その代わりだ。屋根がついた水門の中は通れるようになっていて湖側は穏やかな流れなのに対して、反対側は流れが速い。戦争になったときに町を守るためここで水をせき止めて敵を防ぐために作られてた仕掛けだそうだ。

ゆっくり歩いて駅に戻る。中世の面影を残したトゥーンの町、予定を変更して訪れたのだが大正解だった。
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