ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

超日本史 - 2 ( 神谷宗幣氏と茂木誠氏 )

2020-04-05 07:49:59 | 徒然の記

 書評にかかる時、私は常に著者に注目します。いつの時代の人物で、どこで生まれ、どのような経歴を持ち何をしてきたのか。もっと簡単に言いますと、

 「著者は、反日左翼か、日本を愛する人間か。」

 この区別を見極めることにより、著者の主張が信頼に足るか、そうでないかを区別します。「左翼か保守かでなく、もっと根元を考え、相手に向かうべし。」と、そう説かれる方もおられましたが、自分の生まれた国を大切にするかどうか、私はここが根元だと思います。

 息子や孫たちにつまらない思考を植えつける本を、偏見と笑われても、視野が狭いと言われても、私は否定し続けます。それが親である私が、子供たちに残せる唯一の「贈り物」( 財産 ) と信じるからです。戦後の日本はGHQの統治下で、戦前を否定する思想が、まるで「武漢コロナ」のように蔓延し、自分の国を大切にしない人間が溢れています。

 国の歴史も伝統も否定し、親もご先祖も足蹴にするような国民が多数を占める国など、世界に何ヵ国あるのでしょうか。何でも反対する野党と、妥協し信念を曲げ続ける自民党が、国の姿を歪なものにしていきます。

 こういう日本だから、「著者は反日左翼か、国を愛する人間か。」という基準が、大事になります。花壇の手入れや野菜作りや、大工仕事、あるいは楽器や歌の話など、趣味に関する本なら思想は重視されませんので、「右も左も詮索せず。」いくらでも読めば良いと思います。

 ということで、今回は、新鮮な日本史を語る茂木誠氏と、動画を企画した神谷宗幣氏が、どのような人物なのか調べてみました。

 《 神谷 宗幣  ( かみや そうへい ) 氏 》

   ・昭和52年福井県生まれ、42才。

   ・関西大学文学部、法科大学院卒。元高校教諭、元吹田市議会議員。

   ・平成21年 -「大阪教育維新を市町村からはじめる会」を結成。

   ・平成22年 - 予備自衛官に任官。地域政党龍馬プロジェクト会長

   ・平成24年 -自民党大阪第13区支部長就任 第46回衆議院選挙にて落選

   ・平成25年 - インターネットチャンネル「CGS」を開設。政治・歴史・経済をテーマに番組配信

  氏は、息子たちと同年齢なので、いっそう関心を持ちます。どうして氏が、教育問題に注目し、動画の配信会社を設立したのか。その資金はどこから得ているのか。疑問は残りますが、次に進みます。

 《 茂木 誠  ( もぎ まこと ) 氏  》

   ・東京都北区生まれ

   ・コメンテーター、作家、駿台予備校講師 ( 世界科 ) 

   ・iPadを駆使した、独自の視覚的授業が支持を集めている

   ・著名な実績 ・・・ You Tube 登録者数 26,000人達成 (令和2年3月)

 なんと、生年月日もなく、茂木氏の情報はこれだけしかありません。顎髭をはやし、歳に見せていますが、氏もまた、息子たちと同じ年齢だと思います。著名な実績が、「You Tube 登録者数 26,000人達成」というのは、いかに無名の人物かという証拠にでしょうか。

 素晴らしい講義をし、それをネット配信する会社を持つ二人の無名な人物を、「武漢コロナ」のおかげで、知ることができました。両氏が無名であるのは、反日マスコミが跋扈する日本では、すごい勲章を得ていることになります。

 反日左翼や、反政府の活動家なら、マスコミが放っておきません。山本太郎氏や、立花隆氏など、頼まなくても持ち上げられ、全国配信の記事になります。しかし「国を愛する」保守に、彼らは興味を示しません。世間に存在を知らせず、無視することで自然消滅させます。

 何年か前の日本なら、マスコミの扱い一つで、ヒーローが生まれたり、消えたりしましたが、今は違います。ネットというツールが、国民に共有されていますから、正しい意見は、マスコミの意向と関係なく全国に伝わります。

 「貧しく、無名であることは、青年の条件である。」

 これは毛沢東の言葉ですが、左翼、保守に関係なく、真摯に生きる青年になら、誰にも通用する金言でしょう。「人道主義」や「平和主義」が左翼の占有語でないのと同じ理屈です。こんな真面目な青年たちの多くが、やがて権力を手にし裕福になると、初心を忘れます。人間の業だと、私は思います。

 お二人には不本意かもしれませんが、私は両氏が無名のままで、日本への愛を発信し続けることを期待します。ある時、きっと一気に、努力の花が開きます。大切なのは、華やかな成功を手にした時、初心を忘れないことと、ご先祖様への感謝を失わないことの二つだと思います。

 これまでの実績で、私の賞賛は大抵期待が外れます。息子たちも、「ねこ庭」を訪問される方々も、すでにご承知のことですから、そこは安心です。予定しなかった、「武漢コロナ」の贈り物という、おおらかな気持ちで、お二人のブログに目を通されることを期待します。

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