療育機関に行かなくても、問題が起こっても困らない!
『発達障害のお子さんのサポートをママができるようになる』
家庭療育教室を主宰する作業療法士の 大桑るいです。
今日もご訪問ありがとうございます。
東京の子どもたちの夏休みはまだ1週間お預けですが、
お隣の千葉県市川市ではどうやら来週から夏休みだそうです。
最近はTwitterでも夏休みの宿題がたまに話題になっていますが
学校によっては夏休みの期間は短いのに
宿題は例年と変わらず色々と出されているようです。
一方、我が子が通っている幼稚園でも夏休みの宿題が発表されました。
子どもたちの通う幼稚園は8月8日~8月23日まで夏休みですが
夏休み特別課外教室や通常の課外教室が
8月17日~8月22日まではあるために
ほぼ1週間しか夏休みがありません。
それでもやはり夏休みの宿題はありました。
9月には園内でお店屋さんごっこをするために
クラスごとに指定されたお店で販売するものを2つ作成します。
そのほかにも学年によって
運筆練習や模写の宿題が出されています。
幼稚園や小学校などの宿題がある以外にも
夏休み中に工作などをする機会は増えると思います。
そこで今日は、やる機会が増えるであろう
折り紙についてちょっとお話しますね。
折り紙をやっているとこんなことはないですか?
・角を合わせて折れない
・折ってはいるけれど、折り線をつけられない
・そもそも、折ることが出来ずに丸めるだけ
・本を見ながら折れない
などなど。
この中で簡単に解決できる一つで
折り紙においては必要な要素の一つである、
折り線をつけるお話をしたいと思います。
折り紙を折るときは
角を合わせることも大切ですが、
合わせたところでしっかりと折り線をつけないと
次に進まないと思います。
でも、この折り線ってお子さんにとっては
ハードルの一つになるんですよね。
多いパターンが、
折り線をつける動作はマネできるけれど、
実際は撫でているだけで
一切、折り線が付かないっていうことです
じゃあ、なんでできないんでしょうか?
それは・・・
紙を押さえながら、
折り線をつけるという
2つの動作を同時にしないといけないので
注意も両方に向けないといけないし、
手先の動きも別々のことをしないといけない。
そして、特に重要なのが
指先に力を入れないといけないんです!
この、指先に力を入れるっていう感覚が
実は簡単ではないんですよね。
じゃあ、どうすれば
その指先の力加減に気づけるかということですが、
それは・・・
別の遊びの中で
指先に力が入れられるようになることが必要です。
例えば・・・
・小さな球を指で押し込む
・小さなスイッチを指先で強く押す
・固めのキーボードで遊ぶ
・ジップロックの開閉をする
・絵具を指につけてお絵かきをする
などなど。
指先に力が入るような遊びをすることで
指先に力を入れるっていうことが解るようになります。
そうすると、
折り紙をしていても、折り線をつけることが
簡単になります。
折り紙って、どうしても折るっていうことが
立体だけど
平面な感じもあるし、
指先に入る刺激が少ないので難しいんです。
だからこそ、
違う遊びの中でやってみてください。
折り紙のお話を今日はしましたが、
お子さんの年齢に合わせた遊びも
考えられるように、
お子さんの年齢別で成長がチェックできる
年齢別成長チェックリストを作成しました。
これは保健所の定期健診や療育施設の発達検査でも使用される
発達検査表を基に作成しました。
生後3か月~5歳までの成長を
2~4か月ごとに
4つのカテゴリーで追っていくことが簡単に出来るようになっていますので
夏休みに入る今、
今の成長を確認してみてもらえると良いかなと思います。
今日はここまで。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。