2020年3月29日日曜日

アメリカと日本の育成の違い

育成の違い

レッスンで海外から1次帰国や帰国して日本の学校に入学する選手を数人指導した経験があるので、話を聞きますが、とくにアメリカと日本の育成、教育の違いに驚かされます
先日、レッスンした女子小学生もアメリカにいたことがあり、アレックスモーガンなども通ったことのあるスクールなどにも参加したことがあるらしいのだが、アメリカは世界一だしもっとすごいのかと思ったら、なんだか楽しくみたいな感じで驚いたそうです

よく聞く話でアメリカは1つのスポーツに絞らず色々なスポーツをやるとききます、サッカー、バスケット、陸上など!やはり日本の文化とは違いますよね
もちろん弱いより強く、負けるより勝つことが出来るのが1番良いと思いますが
小学生、中学生年代の頃の勝利が目的ではなく、さらに上の目的、目標のために国中が動いているような感じがします。

以前、コートジボワールから1次帰国していた女子のレッスンをした時に聞きましたが、この子の母親がアメリカで働いていたことがあったそうですが、女子ワールドカップの決勝で日本(なでしこジャパン)に敗戦して2位になった時は国中が落ち込んだそうです、
だからこそ、次こそは絶対勝つ、打倒日本で、挑んだアメリカはオリンピックで日本を破り優勝して、前回のワールドカップもアメリカが優勝しましたね。

日本はU17,U20の女子ワールドカップで優勝しているけど、その上はなかなか優勝までは行けてませんね、日本の小学生、中学生年代が国際大会に出場すると優勝したりしますよね、数年前、1年間レッスンを受けてくれた選手もクラブユース選抜で韓国遠征に行きましたが、韓国のチームはそれほど強くなかったと言っていました。
でも、大人になってくると逆転現象が起きてきますね

もし、世界基準で考えるなら日本の育成年代も、もっと目的、目標をしっかりと持って、どこに照準を置くのかを考えたいですね。
世界を目指す、上を目指す育成年代の選手は、チームの成績はあまり関係ないですよ。

でも中学生、高校生など、どこか強い高校大学に入りたいならば関係はあるかもしれません。

以前アメリカから帰国した少年の母親から教えていただきました


(日本は)「とにかくネガティブな発言が多いですね。試合中ですと、何やってんだ、というのが典型的でしょうか。ではどうすればいいのか、という回答もないまま、批判だけをしている感じがします。子供に考えさせる、というなら、別のアプローチもあるのかな、と。
逆に練習中は指示が多い。アメリカはこの点、こういうふうにすすめる、と最初に指示した後は子供達のプレーをずっと見て、いいときは声に出して褒めますが、なにしてる、とか、そうじゃないだろ、とは言いません。そのようなときはプレーを止めて、これこれこうだったが、なぜそうした?他の方法はなかったか?というアプローチをします。

試合の時は、ステートカップ、ナショナルカップのような勝ちに行く大きな大会以外は全員満遍なく交代で、交代した時に一人ずつ注意があればしていました。
ただ、アメリカはクラブに入る際にトライアウトが必ずあり、レベル別にいくつかのチームに別れて、コーチもそれぞれにいますので、同じ指示をして同じプレーが期待できるために、このような交代ができるのかもしれません。
練習も基本は週2回。息子のチームはアカデミー選抜準備チームだったので、余分にもう一回ありましたが、それもトーナメント前は体を休めるために練習をお休みにするなどしていました。成長期の年代のため、やりすぎに特に気を使っていたように思います。日本のように、コーチの時間がある時は4時間練習、というようなことはありえないです。

(日本で)少年団との試合の時は、相手のコーチが激昂されてるのをみましたし、本当に恐怖政治のようなチームはたくさんあるのではないでしょうか。アメリカも怒鳴るコーチはたまにいますが、褒めることを決して忘れないので、まだ仕方ないか、って思ってる方もいらっしゃる気がします。もちろん、アメリカにもなにやっても勝てばいいんだ、というチームや親もいるんです。でもそういうところはやはり白い目で見られているし、評判は悪いです。」

アメリカなどから帰国して日本のチームを選ぶのは苦労するみたいですね。
逆に日本からアメリカに行くと、わりとのんびりとしているから驚くみたいですね
前々回にも書きましたが、何を持って育成と言うのか?

大事な人間性教育がおろそかになっている指導者が多いのでしょう。

アメリカの女子小学生の練習模様↓

以前一時帰国された選手の母親からいただいたやつを見つけました
女子サッカー世界1の国、アメリカの小学生でも日本と同じような練習をしています
上の親御さんの話に、最初に指示した後は子供達のプレーをずっと見ていてと書いてありますが、そんな感じですね。

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