ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

不協和音

2020-10-03 09:18:00 | 本の紹介
byクリスティーン・ベル。大谷瑠璃子訳。小学館文庫。




一年前に夫、デズを癌で亡くしたリリーは未だ喪失感と悲しみの感情から立ち直ってはいない。しかし12歳と5歳の息子たちを育てるため前向きに生きていかないといけないと日々、家事にくわえて財団で昔の音楽を整理して保存するバイトをしている。そんなある日、見知らぬ女性からお悔やみの手紙が届く。ジャスミンと名乗るその女性はデズの元恋人だといい、最愛の人を亡くした同志、悲しみや思い出をわかちあおうと返事を求める。それが悪夢のはじまりだった。その後、リリーの行動を把握、監視したように、結婚記念日にネグリジェを送ってきたり、リリー母子が外出したすきに庭を綺麗にしたり、とうとう家の中まで侵入し、どんどんエスカレートしてくる。snsで勝手に夫の追悼サイトまで作られ、リリーの心は乱れ、ちょっとした行き違いで友人に去られ、仕事を首になる。誰を信用してわからず、恐怖を感じたリリーは家を処分する覚悟をし、息子たちと実家にもどるが。そこで待ち受けていたものは・・・

さて、別の日のベル。











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