桜風堂ものがたり
読んでみました
百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年
月原一整は埋もれる名作を見つけ出す特技があった
店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり
責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる
2017年の本屋大賞にノミネート
されたそうで 確かに本好きなら
また本屋店員さんなら
知りたい 語りたい本屋の裏側が
沢山つまっています
タイプは違えども 本を愛するという
一点で集まった人たちが
夢に見るような本屋
それが 桜風堂なのかもしれません
一整がひょんなことから預かった桜風堂は
昔 町内によくあったような
地元のこじんまりとした本屋
地元に密着して 読んでくれそうな住人の
顔を思い浮かべながら 本を整える
今では ほぼなくなくなってしまいましたが
理想の本屋なんですね
一整が見出した「四月の魚」という
一冊の本を売り伸ばすために
かつての銀河堂書店の仲間たちが
力を合わせて キャンペーンを
展開する後半は 胸が熱くなります
お仕事小説の真骨頂
綺麗な歯車が回っていくような
各人の畳みかけるような情熱がまぶしいです
ちょっと気になったのは
登場人物の背景を
一度に語りすぎるところかな
こんな事があって こんな風に考えるようになって
と ぜんぶ説明しすぎな気もします
そして 続編が出る前提だったのか
(続編出てますね)
星をつなぐ手 桜風堂ものがたり [ 村山 早紀 ]
1,728円
楽天 |
話が尻切れトンボに感じました
「1」と入れたいくらいの終わり方
しかし 登場人物がみな謙虚で優しく
心が洗われるような小説です
人間関係に傷ついた心に染みるなぁ・・・・
出会った時の自分に何か言うことある?
まぁ これ以上
欲張っても
ええ人と出会えるかわからんし
その辺で手を打っとけ
貧乏やけど
そこそこ幸せかもしれんで
それよりも
その当時の私に会えるなら
酒は辞めろ
と言いたい
酒での失敗に比べたら
結婚はまだ許容範囲
ぽちーーーーーーーと
お願いいたします