Archaic Smile

私的な備忘録です。

アルテミス計画と日本『MOONLIGHT MILE』

2020-10-05 01:28:30 | 時事ネタ
先月9月11日に中部国際空港に隣接する国際展示場で開催されている展示会のセミナーに参加してきました。
コロナ禍での展示会は、やはり出展企業はまばらで来場者も盛況とはいえませんでしたが、お目当ての宇宙開発関連の講演は、興味深い内容でした。

講演は、ロケットエンジンを開発し、現在は新型ロケット開発を取りまとめておられる技師長さんのものと、宇宙開発関連の内閣府参事官の方の2本立てでした。

技師長さんの講演で面白かったのは、下町ロケットは非常に面白いお話しだと前置きされたうえで、バルブは、ドラマの中でのような、そこまで重要な位置づけの部品ではなく、そもそも厳しい要求仕様と低いコストで受けてくれる下請企業さんがいないため、本当は自社製とのことで、冒頭で聴講者の笑いを誘っておりました。

それより興味深かったのは、いろいろ報道されているアメリカのアルテミス計画が、2024年に月面に再び人を送りこみ、2026年に月の周回軌道にステーションを建設して、更に2年後に月面の基地から月面調査を開始するみたいな壮大な計画が、割と早いタイミングで控えており、日本も新型ロケットや月面ローバーで協力していく話を関係者から直接聞くことができて、とても有意義でした。

作者がガンダムで忙しくて連載中断中の「ムーンライトマイル」という漫画の世界がやっと現実味をおびてくるのは胸熱です。漫画の筋立てのとおり、世の中もまさに米中覇権争いのまっただ中、膨大なエネルギーを生むことができる月資源のヘリウム3をめぐる各国の争いも今後現実味が増してくるのでしょうか。月面基地の建設や月面での?核融合発電とか、これから多くの技術革新も必要なんでしょうが、航空業界及び飛行機ビジネスはコロナで行き詰まり、不景気で暗い話ばかりなので、このようなスケールの大きい夢のある話は大歓迎です。

ついでに中部国際空港も覗いてきました。9月の4連休以降で人の動きも急に活発になってきたので、今はだいぶ違うのかもしれませんが、2020年9月11日時点では恐ろしく閑散としていました。航空業界の厳しさを肌で感じます。たまたまベンチャー企業が、空港内で人を乗せて運ぶ無人ロボットのテストをしているのに出くわしました。ちょうどテレビでこのベンチャー企業を特集した番組を見ていたので、少し得した気分になりました。







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