こんにちは、ギタリストの中川雄です。
レッスンしていて、よく見受けられるポイントに
「音を出す時、弦を引っ張り上げる」
というのがあります。
これは破裂音のようで、あまりいい音ではありません。
右手の音の出し方で、お悩みがある場合、関節の動きにフォーカスを当てた方が良いでしょう。
今回は指の動かし方について、お話し致します。
●3つの関節
上の図をご覧ください。関節が3つありますよね。指先からDIP、PIP、MPとなっています。(本当はCM関節もありますが、ここでは省略します)。
よく「指の付け根を動かすように」というアドバイスを聞きますが、ここのMP関節を動かす……という意味になります。
文章だと分かりにくいので、動画を出してみました。
中川雄《ギタリスト》@YuuAbierto指の関節はDIP、PIP、MP、CMの四つ。ギターを弾く際はMP関節を動かすのが楽……なのですが、専門用語を使うとムズカシイ。 一つ目のポテトヘッド→DIP 二つ目のポテトヘッド→PIP バズライトイヤー → MP DIPとPIP… https://t.co/PPWE974BQ9
2020年07月07日 16:28
一つ目のポテトヘッド→DIP
二つ目のポテトヘッド→PIP
バズライトイヤー → MP
となります。まずDIPとPIPを動かしていますが、どうでしょう?ポテトヘッドだけが動いてバズは動いていません。MPを動かすことで、バズも動きます。
バズライトイヤーを動かすのが大切です。
一度、フォームをじっくり観察してみましょう。
ポテトヘッドの位置を動かしていないかどうか……確認してみるのがおススメです。
クラシックギターをディアンジェロ・シシリア氏に師事。ジュディカエル・ぺロワ、ピライ・ヴァカのマスタークラスを受講。第8回 Giussepe・Ratiti国際音楽コンクールギター部門第4位(イタリア)。またクラシックだけではなくPops,Bules,Bossanova,Rockなど幅広いジャンルを展開し、ライブハウスやイベント演奏、映画音楽オーディションのサポートなど幅広く活動する。国際芸術連盟所属ギタリスト。日本ジュニアギター教育協会専門家会員。宝塚アーティスト協会アーティスト会員。アルハンブラ・ギター教室オーナー。ギターアンサンブル『Moderate』講師。アピア文化サロン講師。