前々回は急性アノミーについて、戦後から21世紀の始めまで書いた。
前回は急性アノミーが発生した際の症状を書いた。今回は最近の状況とこれからどうなるか❓動きから、頭の中で予想していきたい。
1990年代末から2005年にかけ、ネット右翼、つまりネトウヨが流行り出した。
それ以前の時代にあった左翼、宗教、会社共同体が全て崩壊し、大規模な急性アノミーが発生し、それが右翼化という波に乗り日本人の中に浸透していく。
こちらを見てほしい。
これはWikipediaにあった
「日本ファシズム」の経過である。
80年周期説で何度も言ってるように、1930〜40年代前半の右翼化➡︎戦争に行った時代と、2010年代のネトウヨ台頭の現代と非常に酷似している。
詳細は写真を参考にして欲しいが、この前回大正末期から昭和の20年までの日本ファシズムの時期は、
第1期 1919〜1930
民間に右翼運動が広がる
第2期 1931〜1936
その一部が軍部と結託し国政へ侵食
第3期 1937〜1945年の終戦の日まで
官僚、資本家とも繋がり完全した時期
になっているが、これも80年後の昨今と非常に似通っている。
と指摘されてるが、今ならこうなるだろう。
年数とかは私が記憶を辿ってつけた。
第1期 1998〜2009
ネトウヨ、嫌中、嫌韓、ヘイトデモが広がる
第2期 2010〜2016
その一部が日本会議、自民党らと結託し、
政界に侵食、自民党だけでなく一部民主党などにも極右系議員が出始めてきた。以降安倍カルト内閣ができる。
第3期 2017〜❓
大企業、官僚、マスコミとも結託し、安倍自民党独裁体制が出来る。
これだけ見ても80年前とまんま同じじゃないか❓
この先は自滅しかない⁉️
国際経済学者の故小室直樹氏によると、
急性アノミーが蔓延した例として
ナチス直前〜ナチス政権下のドイツ
崩壊直前の旧ソ連、を挙げた。
いずれも国が崩壊している。
⬇︎何度も載せた今の日本が、旧ソ連そっくりなこと。似たような大衆心理になると、国の動向も似通ってくる。
ここにない例として、1980年代の旧ソ連時代、故小室直樹氏は旅先で怪我をした猫をたくさん見かけたという。日本では2000年代以降、猫への虐待事件が多発するようになった。両者の病巣は同じであり、急性アノミーが蔓延するようになったからだという。
現代の日本のカルト一覧図
安倍晋三と自民党の没落についてはこちら。急性アノミーの原因、権威の消失が起こりそうな有様。こちら
最後は右下の部分、反緊縮派について触れたいと思う。私は彼らをこの図に載せたのは、連中の性質がカルト集団のそれに近いということ。そして連中は最近仲違いが酷く、まさに内ゲバを始めた。
別ブログにてはこちら。
アベノミクス支持派というのか、以前リフレ派と呼ばれた連中である。
・財政破綻は絶対に無い
・国債はどんどん擦れ
・緊縮でなく積極財政だ
・消費増税は財務省の陰謀だ
・反対する奴や財政破綻を主張する奴は、財務省の手先だ…
大体上記のようなことを主張している。
今までこんなことを主張してきたが、MMTが出てきてめちゃくちゃ混乱してしまい、リフレ、MMT、反緊縮など様々に別れお互い批判し合っている。
私は彼らの区別がつかなくなり、一括して反緊縮と言っている。戦前も今もそうだが、反緊縮主張派は右寄り、好戦派と一致している事が多い。今回も反緊縮派は安倍政権支持派、アベノミクス支持派が多いとされる。
以前はガッチリ団結していたはずの反緊縮の彼らが、ここにきて内ゲバを始めた同機は一体❓これはカルト末期、崩壊直前に見られる現象である。
かつての学生運動、オウム末期もそうだった。連中は私の見方を全面否定するだろう。だが、私の目には全て以上のように写っている。
通常なら原因が起きてのち結果だが、結果が先に出た後で原因が起きることもある。テクニカルがそうだ。
反緊縮界隈の連中が信仰しているものが破壊された時。デフォルトが起きた後、こういう内ゲバや仲間割れが起きるならわかるが、経済にはまだ何も起きてないうちから内ゲバ、仲違いするなら、デフォルトかハイパーインフレ…なんらかの経済危機が近いのかもしれない。
急性アノミーの動き
80年周期説
この二つから一連の記事を書くまでに至った。