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時刻表検定1級
10km33:04、フルマラソン2:46:31

コスモタイガー漂走記~熊野古道伊勢路編(8)~後編

2019-09-17 | 熊野古道伊勢路run!!

散々天気に苦しめられてきた熊野古道伊勢路だけど、さすがに今日は雨の心配はない。
ありがたいね~。
そんなこと思うと重たい足も少しは軽く感じる。

しばらくは国道runで、三木里集落を走る。
賀田湾の上を橋で渡るシチュエーションは明らかに「車仕様」だから、かつての街道はすでに消失、といったところか?

右にカーブし終えると、そこに「熊野古道」の見慣れた幟が建っている。
「はぁ?」と声が出てしまうけど、ここから山の中に再び入っていくんだね~。

通称「ヨコネ道」。
国道を山中から見下ろすように、並走している。

一段高いところを走ってるため、ここは見晴らしが良い。
青く映える賀田湾。
思わず足を止めてしまった。

再度国311に合流したのも束の間、200mほどで又もや看板あり。
そしてさらにいっそう薄ら暗い山の中に入れ、と指示している。
三木峠の始まりだ。

またもや登ったり下ったり。
八鬼山に比べりゃたいした峠じゃないんだけどね、一度気が抜けた後だけに、気持ち的にはキツい。

標高122m。
頂上には展望台が設置され、絶景を望むことができた。(冒頭写真

今度は下り基調。
ゴツゴツした岩が多く、走りにくいが、まっすぐに伸びる杉木立には癒される。

突然、舗装された農道と交差。
ここも良く見れば親切な案内板に助けられ、そのまま直進。

ここからしばらくはジグザグに。
民家の間を縫うように、人がやっと一人走れる狭路を走行し、降りきると国311。
そこには地域循環バス?の「新開地」という名のバス停がある。

国311を少しだけ走ると…。
「ここは古江町です」の看板の隣に、道標も設置され、ここからまた激しく登ることになるらしい。

今度は羽後峠。

これが今日最後の峠だ!
もうひと踏ん張り!

峠に次ぐ峠の連続で、古より随分旅人を悩ませたらしい。
八鬼山越えただけでもヘトヘトだもんね~。
そこで、懐に余裕ある者は三木里集落から舟に乗り、この先の賀田集落近くまでワープしたそうな。

羽後峠頂上。
残念ながら案内板が設置されているのみで、見通しは全く利かない。

休むことなく足を進めよう。
この羽後峠、所々に石垣のようなものが設置されている。
イノシシ対策ということだそうな。

ここから先、ちょっとややこしい道程だが、案内板は整備されているから、見落とさないよう注意すれば大丈夫。
途中には、秋葉神社の小さな祠があったりする。

水路が出現、その上を走るような形で左折。
さらにその先を右に下るとしばらくして舗装路に出た。

標識に従い、V字に左折、舗装路を20mほど降りたところに「賀田羽根の五輪塔」。

ここも道標があり、そのまま分岐する砂利道へ。
途中から舗装道となり、民家もちらほら見えてきた。
賀田集落に入った。

気持ちよくラストスパート!
のはずが迷ってしまった。

どこかで道標を見落としたらしい。
でも偶然の産物。
賀田集落のメインストリート?の静かな夕暮れの風景は素敵だ。

迷ったと思われる場所まで戻る。
あ、そうか、この階段を下りるんだね。

ゴールを予定していた「賀田駅」は賀田集落の中心から外れてるんだね。
途中から国311に合流し、古川橋をを渡れば直進するのみ。

港町らしい雰囲気の中、妙にだだっ広いグラウンド?が左手に現れた。
学校の跡地なのかな?
クールダウンとストレッチするには都合が良い。
そして右手、一段高くなってるところがJR賀田駅だ!

ここでゴール!
長かった~。

尾鷲市営の「ふれあいバス」の停留所がポツンと建っている。

1日4往復、早朝と午後のみ、では次回以降の利用も無さそうだけど。

鈍行しか停車しない無人駅。
人の気配もなく、静かに駅舎が横たわっている。
無造作に置かれた自転車は、まもなく降り立つであろう、近隣の高校生のものかな?


鉄ちゃんの端くれ?として、駅名標なんかシャメったりして♪

随分走った気がするけれど、熊野古道だけなら17~18km、尾鷲市内の迷走含めても20km弱かなぁ。
なんだかガックリするけれど、峠に次ぐ峠という状況は、単なる数字の問題ではない気がする。

やってきた普通列車。
前回同様、のんびり紀勢本線鈍行の旅→近鉄、で名古屋に戻るコスモタイガーであった。


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4 コメント

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熊野古道ツーリング  (もののはじめのiina)
2019-09-20 17:08:21
ツーリングしていての途中の景色は、自然からのご褒美ですね。
                 気の向くまま、眺め続けることもできます。
「熊野古道」を雨に降られずに でラッキーでした。^^

当方は、明日から雨予報なのに予定通り東北ドライブ旅行です。(;´д`)トホホ


「漢字の成り立ち」読本のチラシ記載の解説をブログにしたのを契機にWEB上の説明をシリーズ化しています。



親切な案内板 (ウォーク更家)
2019-09-29 09:49:21
今回は、天候に恵まれて良かったですね。

さすが、熊野古道の伊勢路だけあって案内板がしっかりしてますね。

賀田湾が美しく、疲れが吹き飛びそうですね。

道標を見落としたために、偶然、賀田集落の素敵な夕暮れの風景を見られたのも、一人走破の醍醐味ですね。
iina様 更家様 (コスモタイガー)
2019-10-03 15:13:10
iina様

熊野古道伊勢路の尾鷲地区は、日本でもっとも降水量の多い地域。
本当に天候に気を揉んでばかりでしたが、この日は本当に晴れ渡り、気持ちの良いクロカンとなりました。

東北ドライブ旅行。
うらやましいです。

鳴子温泉、八幡平…。
素敵な写真も拝見いたしました。
この流れだと、この後は十和田湖とか下北半島、になるのでしょうか?

私、北海道は何度か旅してますが、東北は全くの未訪問。
飛行機の上から眺めただけですね♪
まとまった休みがあるなら、いずれぜひ!

まぁでも嫁との約束?で、まずは四国88か所のお遍路。
育児も終了し、勤め人として現役引退したら、お遍路をやってみたい(もちろん徒歩で)という変わった夫婦なんです。

更家様

世界遺産になってる箇所は案内板が整備されていて助かります。
この先も峠越えと素敵な風景は続くようです。

体力的にはきついかもしれませんが、難易度はそれほど高くはありません。
機会ありましたら、ぜひ訪問してみてください。
雨のち晴  (もののはじめのiina)
2019-10-04 08:52:27
尾鷲は、日本でもっとも降水量の多い地域とは学校で習いましたが、そのとおりのようですね。
若いころに南紀一周したときは、孟宗竹の集落を見物しました。そこでチャンバラのロケをしたしか・・・。

こんどの東北秘湯めぐり同伴した友のふたりともが、雨男と申しますから雨に祟られるはずです。

ご夫婦で四国八八箇所をお遍路するのも好いですね。



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