脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

取りまとめて右脳訓練ー訪れる②(東山旧岸邸)

2019年11月04日 | 私の右脳ライフ
最近お知り合いになったMikeが、歴史、社会、文化いろいろなことに興味津々のタイプなのです。
一泊旅行をご一緒することになって、スケジュール作成担当として知恵を絞りました。
箱根が宿泊地でしたから、御殿場もエリア内と気づきました。
朝は一面霧の箱根でした。

みるみる晴れ渡り、絶好の行楽日和です。

さて、御殿場の東山旧岸邸

私の推理ですが、岸さんは富士山が見たかったのではないかと思います。富士山は日本の象徴ですから、日々に見て日本を大局的に見ようとしていたのではないかと思うのですが。

吉田五十八の設計。今年で50年だそうですが、とても上質な空間が広がっていました。「政治家の家」を設計の主眼に置いたという説明がありました。開口部が広く明るい新数寄屋風のお屋敷です。雨戸、網戸、ガラス戸、障子を全部引き込んであたかも額縁のような作りにするのは、吉田五十八の発案だそうです。

「岸さんといえば日米安全保障条約だね」「岸さんの功罪は」「なぜ戦犯にならずに済んだのだろう」「冬は寒いのにどうして御殿場に住んだのだろう」等々おとこ組で話が盛り上がってます。応接室は自由に座れますので、自然にこのようなテーマの話になるのでしょう。

自由に庭に出ることもできるのです。庭から眺める岸邸。

そんなに広くはありませんが、散策道があります。透明度の高い池に驚かされました。

よくよく眺めると、清水が流れ込んでいます。確認したわけではありませんが、富士の伏流水が引き込まれているのではないでしょうか?これも岸さんが御殿場を選んだ理由かもしれません。

1970年73歳の時、御殿場に転居。一応引退なのでしょうが、東名高速道路でたびたび東京に通ったとのこと。
突然私の人生とクロス!。私はこの年に結婚しました。考えると私の学生時代「安保反対!」のデモが度々あったのです。その時の首相が岸さんだった。
世代は少し違いますが、急に一緒の時代を生きた実感がわいてきました。
個人の中にも時代の歴史は刻み込まれていくものですね。
Mikeの 「いや~よかった」
この一言に思いの深さを感じました。感じていることをすべて言葉で言い表せるものではないことは、よくわかってます。


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