詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

タロー    金時鐘 

2019年08月22日 | 犯罪
世界一古い土器等…日本には世界一古い事物が多い。経済的な物も多い…例えば「商人」(古代中国古代国家商の人々は亡国後商業に従事)や、経済的な言語は明治維新の頃に、ほぼ翻訳しなくても日本語で間に合ったという。
「為替」は平安時代から存在するし(租庸調の書類を京都で現物に交換)…簿記等はもっぱら僧の仕事だったという。これは中国との交易によって発達したものなのに違いない。

大陸との交易といえば…数万年前の氷河時代から盛んだった(日本からは主に北海道黒曜石や薬にもなる沖縄貝製品輸出し大陸からの製品で特筆すべきなのは刃先を固定するためのアスファルト!)・・シベリアには氷河時代ずっと高度な文明が栄えて、ここを出発基地にして、新大陸へのモンゴロイドは数万年間に何度も試みられた。インディオやインディアンと日本人との遺伝子の近さは言うまでもないし、文化や信仰の類似性(特にシャーマン文化的で汎神論的世界観!)は特筆すべき!その世界史的なミッションリングがアイヌ民族というのに…アイヌ文化を破壊しつくして、ゴミ捨て場に捨て続けてきた日本人だった!

アイヌの伝承では、人類史上最温暖期の縄文海進期(約6000年前)に海面が数メートル高い頃に(石狩平野等ほとんどの平野は海の底)・・カムチャッカ半島へと北上していたのが、その後の寒冷化のために北海道・樺太・本州北部・千島列島へと南下し…それらの地域で、日本人の基礎的な祖先の蝦夷と混血して…北の樺太からの元寇への抵抗戦争を通じてアイヌ民族が14世紀に成立する。同様に沖縄では、元寇を通じて朝鮮半島や中国からの逃亡者たちを主体にして沖縄王朝が成立する。

沖縄の方は、その地理的な優位性から…その後の世界的な海洋交易時代の中心地のひとつとして栄えるが、大津波のために…津軽十三湊という安東氏の中心地(一年がかりの日本海交易や造船・武器製造等)を失ったアイヌ民族は、とうとう海洋交易から撤退せざるを得なかった。

補足「差別の起源」 日本での差別は、室町時代以前にはほとんどあるかないかだった。鎌倉仏教では、多くの仏教が素性やライ病等も問わずに救済を説き信者にしているし、文献的にも差別被差別の記述はほとんどない…古くは記紀に、約千年間の東北蝦夷侵略戦争での捕虜が西日本の強制収容所に入れられて、三輪山に向かって嘆き悲しむ等の記述も少しあるが・・捕因の蝦夷たちは関西以西に分散して置かれる。特に四国には多く、佐伯・安倍氏がその末裔となり、空海もその先住民氏族末裔と言われる。

岸信介・佐藤栄作兄弟~安倍晋太郎~安倍晋三の血統は、マスコミ宣伝があざとい(マスコミを引き連れて「先祖の地」という青森市の神社を一家揃って参拝!?)ので…おそらく、先住民血統というよりも朝鮮半島血統だろう。

日本一差別が激しかった!長州の中でも、さらに激烈だったのが…周防の田布施周辺(百済系を誇示した大内氏滅亡後に家臣団が閉じ込められた)で、ここから明治支配層中心の人材を輩出した。それは、伊藤博文や山縣有朋や明治天皇や木戸内大臣や、高給官僚や財閥トップ(日立、日産等)や宮本委員長等共産党系人材も多く輩出を・・


    タロー    金時鐘 

隣の犬が
糞を漁っている。
後脚の 骨をとがらせて
まるで、よそのものでも
盗み食いしているような
おびえかただ。

追いはらう には
あまりにも みじめすぎるし
といつて 眺めいるのも
ちと くさすぎる。

俺が、こいつを見そめて
六か月、
百日一様の がたがたの 駄犬には
ほと ほと 感じいつたものだ。

こいつの名前が タロー
皮肉にも、人間の名前を
行使して やがる。
飢えても、さからうことの
知らない奴の 成れの果てが
こいつだ!

おいタロー、遠慮せずに 食え
その すきつ腹の 腸がつまるほど 喰らえ!
ただ がらにもなく 肥りすぎて
お前の オヤジの その貪欲な
コンボ―にだけは してやられるな!
日に一度の 肉きれも与えないくせに
奴はもう、お前の体の
煮炊き料理を 考えてたぞ。

おまえを 見つめていると
この俺までが、変に糞に埋まってゆく感じだ
痩せぎすの首を ひんのばし
そげた股に シツポをまきこんで
きよとん とした 視線を
一口ごとに こつちへ投げる、

もう 止してくれ!
ふんだんの糞にまで おびえねばならぬ
おまえのその がりがりの人生を
ほんとうの 犬に
俺は 喰わしてやりたい! 

◆タロー=99パーセントの日本人と捉えるとすべてが氷解する。もちろんこの詩人には、そのような意図はないのだろうが・・飼い主や「ほんとうの 犬」を、宗主国米国やその植民地頭の自民党政治家や高級官僚たちと置き換えると・・より大笑い可能になる


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