詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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華南~東南アジア共通の「家船」が舞台の『泥の河』

2019年08月22日 | 犯罪
北海道の我が家の近くにも、朝鮮半島や中国から強制的連行、奴隷労働の人々が多かったとか。麻生財閥も大儲け・・戦後逃亡を捕まえ、暴力を振るい裸で数珠繫ぎに・・
ただ忘れてはならないのは、小林多喜二の『人を襲う犬』等のように、日本人の多くも「蛸部屋」犠牲になり逃亡後虐殺。従軍慰安婦もその延長線上に

高度成長期まで、大阪~瀬戸内~九州沖縄で珍しくなかった・・華南~東南アジア共通の「家船」が舞台の『泥の河』(宮本輝)を読み始めた。
なるほどとても映像化に向いた原作で、映画では二度観てるけど原作は初めて・・
彼らは被差別からも差別されたという内陸部のサンカの海版。共通の文化は、特に沖縄や長崎で有名な「ハーレー舟競争」(溺死寸前の楚の詩人屈原を救うためが起源)、石鍋も・・

オウム真理教にも様々なスパイが入り乱れていたのに、裁判では何一つ明らかにされなかった。
確認できる主要なスパイだけでもー①カルト宗教系 ②公安警察系 ③暴力団系・・オウムのバッジが弁護士一家拉致現場に落ちていたのに、神奈川県警がまるで無視して、さらに地下鉄サリン事件等の被害をもたらしたのは、捜査の常道を無視した公務員犯罪だが、それにはそれ相応の理由がある。

単に神奈川県警トップの責任というよりも、オウムのロシア製武装ヘリや武器購入持込みや麻薬売買は、それ以上に日本国家権力のより上層部が関与だろう。
彼らの特徴は、阪神大震災や3・11等の大災害で混乱している時期を見計らって、一挙にクーデター的違法行為を試みるという点だ

戦前日本のスパイについての物語はとても面白い。相当に腕がたつスパイだらけだったようだが・・映画で有名な「陸軍中野学校」では、天皇の写真に礼をする学生たちをトップが叱責する。「たちまちスパイと悟られるではないか!」

それでも顔の洗う方法で即座に日本人スパイとばれてしまったという(中国・韓国人は日本人のように手を動かすのではなく顔を動かすらしい)・・彼らの悲惨な運命は、村上春樹『羊をめぐる冒険』に詳しい


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