光マイクロバブルPシリーズを持続的に開発してきたことで、犬とヒトとの関係についてより深く研究するようになりました。
それは、なぜ犬がヒトと長い付き合いをするようになったかの問題です。
もともと、犬とヒトは他の猛獣と比較して弱いもの同士であり、かれらの敵である猛獣のなかで戦いながら食料を確保する必要がありました。
そのためにヒトは集団で行動するようになり、武器や火を使うようになりました。
犬は、このような知恵がありませんでしたので、よりヒトに寄り添うことで生き延びていくことを選んだのでした。
こうした犬のヒトへの接近は、犬に特別の能力を開発させていきました。
その第1は、犬がヒトの精神的ストレスを感じとることができるようになったことでした。
飼い主に心配事があれば、それを感じとり、飼い主に寄り添うことができるようになりました。
犬なりに、それを分かち合うことで飼い主を癒し、安堵させるという貴重な能力を発揮できるようになったのです。
一方で、ヒトは、犬のストレスを感じ取り、分かち合う能力を高度なレベルにまで養うことができませんでした。
しかし、この一方向性こそが、犬とヒトの長い付き合いを可能にしたのではないかと思われます。
ただでさえ多くのストレスを感じやすいのがヒトですので、犬のストレスまで感じることができるようになると、きっと多くの犬を遠ざけてしまうようになっていったのではないでしょうか。
第2は、犬がヒトをじっと見つめることで、自分の体内にオキシトシンという愛情ホルモンを生み出すことができるようになったことです。
これは、生まれたばかりの赤ちゃんと母親の関係によく似ています。
母親は、赤ちゃんの頭をしっかり抱え、真正面から赤ちゃんの目を見つめる動作の重要性を教えられます。
赤ちゃんは、その教育成果としてよりじっと母親の目を見るようになります。
この時、母親の体内でオキシトシンが生成され、より一層愛情を赤ちゃんに注ぐことができるようになります。
これは、赤ちゃんと母親のみに生成されることではありません。
たとえば、高齢者同士であっても、互いに手を取り合ってフォークダンスをすることで若返り、より長寿になることが知られており、そこでもオキシトシンの分泌が盛んになることが指摘されています。
それゆえ、犬が飼い主をじっと見つめ、それを飼い主が見つめ直すという動作をいつも繰り返していると、互いの体内にオキシトシンが生成されるそうで、この現象を数年前に日本の若い研究者が実証したのでした。
赤ちゃんと母親で起きていることが、犬と飼い主の間においても生理的に同一の現象が起きていたのですから、これは、とても素晴らしい発見だといえます。
そこで、この2つの偉大な発見を踏まえ、私は、次のような「仮説」を持つに至りました。
(1)光マイクロバブルは、犬とヒトの両方に「ここちよさ」を与えることができる。この「ここちよさ」を深く味わうことによって、ストレスの改善が可能になるのではないか。
(2)この改善において、犬とヒトを比較すれば、前者の方が圧倒的に有利ではないか。その理由は、犬の方がヒトに比べて圧倒的に身体が小さく、それに逆比例して、犬の方に光マイクロバブルの作用効果がより多く働くからである。
(3)光マイクロバブル温浴の「ここちよさ」によって、犬のストレスが改善されると、犬の方は、より喜んで飼い主に寄り添うことができるようになるのではないか。この「絆」が強くなっていくことを飼い主も犬も望んでいるのではないか。
(4)過去のマイクロバブルフォーム洗浄・温浴法による犬の実験データを何度も見直したところ、たしかに、犬がトリマーをじっと見つめているシーンがあり、これは、上記のタガに見つめ合うことと同じ現象なのか。
この現象に注目してより詳しい観察を行うことが重要である。
これらの仮説の科学的検証を行う必要がありますね。
次回は、さらに、それらの仮説に関するより深い考察に分け入ることにしましょう(つづく)。
それは、なぜ犬がヒトと長い付き合いをするようになったかの問題です。
もともと、犬とヒトは他の猛獣と比較して弱いもの同士であり、かれらの敵である猛獣のなかで戦いながら食料を確保する必要がありました。
そのためにヒトは集団で行動するようになり、武器や火を使うようになりました。
犬は、このような知恵がありませんでしたので、よりヒトに寄り添うことで生き延びていくことを選んだのでした。
こうした犬のヒトへの接近は、犬に特別の能力を開発させていきました。
その第1は、犬がヒトの精神的ストレスを感じとることができるようになったことでした。
飼い主に心配事があれば、それを感じとり、飼い主に寄り添うことができるようになりました。
犬なりに、それを分かち合うことで飼い主を癒し、安堵させるという貴重な能力を発揮できるようになったのです。
一方で、ヒトは、犬のストレスを感じ取り、分かち合う能力を高度なレベルにまで養うことができませんでした。
しかし、この一方向性こそが、犬とヒトの長い付き合いを可能にしたのではないかと思われます。
ただでさえ多くのストレスを感じやすいのがヒトですので、犬のストレスまで感じることができるようになると、きっと多くの犬を遠ざけてしまうようになっていったのではないでしょうか。
第2は、犬がヒトをじっと見つめることで、自分の体内にオキシトシンという愛情ホルモンを生み出すことができるようになったことです。
これは、生まれたばかりの赤ちゃんと母親の関係によく似ています。
母親は、赤ちゃんの頭をしっかり抱え、真正面から赤ちゃんの目を見つめる動作の重要性を教えられます。
赤ちゃんは、その教育成果としてよりじっと母親の目を見るようになります。
この時、母親の体内でオキシトシンが生成され、より一層愛情を赤ちゃんに注ぐことができるようになります。
これは、赤ちゃんと母親のみに生成されることではありません。
たとえば、高齢者同士であっても、互いに手を取り合ってフォークダンスをすることで若返り、より長寿になることが知られており、そこでもオキシトシンの分泌が盛んになることが指摘されています。
それゆえ、犬が飼い主をじっと見つめ、それを飼い主が見つめ直すという動作をいつも繰り返していると、互いの体内にオキシトシンが生成されるそうで、この現象を数年前に日本の若い研究者が実証したのでした。
赤ちゃんと母親で起きていることが、犬と飼い主の間においても生理的に同一の現象が起きていたのですから、これは、とても素晴らしい発見だといえます。
そこで、この2つの偉大な発見を踏まえ、私は、次のような「仮説」を持つに至りました。
(1)光マイクロバブルは、犬とヒトの両方に「ここちよさ」を与えることができる。この「ここちよさ」を深く味わうことによって、ストレスの改善が可能になるのではないか。
(2)この改善において、犬とヒトを比較すれば、前者の方が圧倒的に有利ではないか。その理由は、犬の方がヒトに比べて圧倒的に身体が小さく、それに逆比例して、犬の方に光マイクロバブルの作用効果がより多く働くからである。
(3)光マイクロバブル温浴の「ここちよさ」によって、犬のストレスが改善されると、犬の方は、より喜んで飼い主に寄り添うことができるようになるのではないか。この「絆」が強くなっていくことを飼い主も犬も望んでいるのではないか。
(4)過去のマイクロバブルフォーム洗浄・温浴法による犬の実験データを何度も見直したところ、たしかに、犬がトリマーをじっと見つめているシーンがあり、これは、上記のタガに見つめ合うことと同じ現象なのか。
この現象に注目してより詳しい観察を行うことが重要である。
これらの仮説の科学的検証を行う必要がありますね。
次回は、さらに、それらの仮説に関するより深い考察に分け入ることにしましょう(つづく)。
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