しっぽなのうつうつ

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お写真、勉強中♪

旅日記~阿寒・摩周 国立公園編~2日目の迷走

2020-09-28 20:35:45 | つぶやき
2日目の予定を考えながら、宿の朝食はバイキング。

バイキングは、食べ放題、ご自由にどうぞ!というスタイルですが、これが私、意外と苦手。
何をどれだけ取れば良いのか、分からなくなるんだもん!
・・・で、こういうことになる。

中途半端なおかずに、パンとご飯が一緒って!

もちろん、この後、もっとちゃんとおかずを取って、デザートとコーヒーもいただきました。
本当に、こちらの御宿の食事は美味しいよ!

もう一度お風呂に入る時間もあったけれど、あまり湯に浸かり過ぎても疲れるので、出発することに。
8時30分。
宿のおじさんにお礼と挨拶をして、向かうは、屈斜路湖を上から展望できる場所。

まず、昨日も通った湖畔線を屈斜路湖沿いに一度南下して、国道243号に乗ってから北上すると、右手に屈斜路プリンスホテルが見えてくる。通り過ぎて直ぐ、左に曲がると道道屈斜路津別線588号、津別峠の展望施設を目指して、ひたすら登ります。
舗装はされているけれど、狭く急峻な道。対向車が来ると避難場所を見つけて譲り合わなければならないところがいくつもある。
やっと峠に着いて細い道を入って行くのだけれど、展望施設の大きな看板があるので、間違って通り過ぎてしまうことはない・・・、親切!

辿り着くと、広い駐車場とがっしりとした展望施設がある。
あ~あ、外観の写真を撮るのを忘れた!


津別峠展望施設からみた屈斜路湖。チャンスがあれば、ここからも雲海の風景が見られるそう。


望遠で見ると、下は晴れているみたい。


およ・・・だんだんと雲が厚くなってる?

お天気に不満を覚えながら、展望施設を後にした。
来た道を引き返して国道243号に戻り、さらに北上して美幌峠へ。

「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」には、大きな駐車場と綺麗なおトイレが完備されている。
そして、展望台までの坂道も舗装されて歩きやすい。

展望台側から見下ろして・・・左手、下の方に小さく見えるのが道の駅。

振り向くと、眼下に屈斜路湖。



車道、分かりますか?くねくね登ってきたのです。

さて、ここでしばらく考える。
雲はどんどん広がっている。
この後、お天気はどうなるだろう?

実は、今夜は車中泊。野営場所を決めなくてはならない。
この美幌峠も候補地だった、明日の朝の雲海を期待して・・・。
トイレ完備は魅力的、山の上にしては安全な雰囲気。
どうせ野営するなら、夜間の星景写真も狙いたい。
けれどここは道の駅なので、きっと夜間は照明が明るい。

屈斜路湖はとても綺麗。雄大で壮観だ。
けれど、摩周湖の神秘に心残りがある・・・、また同じ場所になっちゃうけど・・・どうする?

決心しかねたまま、峠を下りることにした、もう一か所の目的地を目指して。

峠を下りて、またまた来た道を引き返して川湯温泉を通り過ぎると、不思議な景色が見えてくる。


川湯温泉から程近くに、噴煙を上げる硫黄山がある。
噴煙は、屈斜路摩周湖畔線の道路からもはっきりと見える。

ここの駐車場は有料(500円)ですが摩周湖第1駐車場と共通なので、ぜひ、両方を訪れてください。


硫黄の臭いが半端ない。この煙が温泉街にも届いているから、温泉街も硫黄の匂いに包まれているのかな?

それにしても、お天気が悪い。
摩周湖のある摩周岳(カムイヌプリ)を見上げると、完全に雲に覆われている。
もう少し晴れることを期待していたけれど、それこそ雲行きが怪しい。
青空の下の摩周湖を撮りたかったけれど、今登っても冴えない景色に落胆しそう。

少し落ち着くために、弟子屈町の摩周温泉道の駅で昼食を食べながら考えることにした。
この道の駅にはレストランはないけれど、ハンバーガーショップとジェラート屋さんがある。
 
美味しいんですヨ…、本当に美味しかった。
でもね・・・
ハンバーガーとコーヒーのセットで800円。
ジェラート(ダブル)400円。
けっこうな、高級ランチになってしまった!笑
ジェラートの緑は、もちろん抹茶。ピンクは桜もち味!本当に桜餅の味がして、もち米の粒粒も入ってるの!美味!!!

さて・・・

昼食を終えて空を見上げると、やはり厚い雲が立ち込めている。
摩周湖に上る気持ちが失せてしまったけれど、だからと言って、これからどうする?

午後2時から、何もせずぶらぶらするなんて勿体ない。
何気なく地図を眺めていると、ふと思い出した。

「そう言えば、神の子池って、この辺じゃなかった?」

摩周湖の伏流水からできていると言われる美しい池が、時々旅番組などで紹介されている。
清里町にあって、ここから1時間ほどの距離。往復2時間なら、暗くなる前に戻って来られる。
ついでに、裏摩周展望台にも寄れる!
裏摩周は、時間的余裕はないだろうと、今回の計画には入れていなかった。
お天気が悪くても行くだけ行って、いつか再び訪れる時のロケハンとすればいい。

唇に着いたジェラートをなめて、再びハンドルを握った。

弟子屈町から国道391号を釧路方面に進んでから国道243号に乗り換え別海方面へ行く。
しばらく進んでから左折して、道道885号養老牛虹別線に入る。
両側畑の道を突き進み、左に折れて道道150号摩周湖中標津線に乗る。
裏摩周展望台の看板を通り過ぎ、道道1115号摩周湖斜里線をさらに進んで、神の子池の標識を見つけて、指示通りに森の中に入って行くと、狭い砂利道の先に駐車場があった。

森の中は暗そうなので、三脚をもって木道を進むと、すぐに青い池が見えてきた。



ぐるりと一周できる。


どうして、あそこだけ青いのだろう?

三脚にカメラを乗せて写真を撮っていると、若い男子のグループが、
「すげー!青いじゃん!」って言って、感動してた。
ひっそりとした森の中の神秘的な池だけれど、観光地となっているので秘境感は乏しい。
日差しが入ると、もっと綺麗に見えるのだろう。
いつかまた、来てみたい。

来た道を引き返し、先ほど通り越した展望台の標識に合わせて道を曲がり、少し上ると裏摩周の景色にたどり着く。


うん、来てよかった!左手に丘の様に見えるのが、朝、正面に見えていたカムイヌプリのすそ。

お天気は残念だけれど、こちら側からの姿も摩周は神秘的だ。
悪天候による予定変更で、見るはずのなかった景色を体験できた。

神様は、意地悪なんかじゃないね。

今は西向きに立っているので、お天気が良ければこのまま日没を待つ手もあるけれど、夕焼けは期待できそうもないので、引き返すことに・・・。

弟子屈町に戻る途中、遠く海側では夕焼けが微かに見えている。
けれど内陸は、どんよりとした曇り空。

今夜の夜景は絶望的か・・・

せっかくの野宿だというのに、自由な夜が台無しだ。
仕方がない、今夜は摩周温泉道の駅に車中泊して、朝、摩周湖に登ろう。



長くなってしまったので、続きは次回・・・・3日目へ突入する前段階から始まります。


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