しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

秋、旅へ⑤

2018-10-28 17:30:09 | つぶやき

室蘭から苫小牧は一本道。迷いようがありません。
けれど、何も考えずに走っていると、また眠気が来てしまいます。
何と言っても2時起きですから!

苫小牧に近づくと、お天気が怪しくなって来ました。
雲が広がっていますが、それでもまだ明るいので、お墓参りに支障はないでしょう。

祖母の墓は、苫小牧の郊外、支笏湖に向かう道の途中です。
そこは行き慣れた道なのですが、途中で大きな道路工事があって迂回したので、少し迷ってしまいました。
苫小牧の市内も、昔と比べると道路の拡張があったりして、雰囲気は変わっています。

高岳霊園。
どんどん拡張され、第二墓地もある大きな霊園なのですが、祖母の墓がある古い方の第一墓地は、9月の震災で地割れなどの災害がありました。
そのことはニュースで知っていたのですが、今もまだ、復旧工事は続いていたのです。
入口から完全に進入禁止でした。

「そうか・・・、まだ終わっていないのか・・・。」

震災の爪痕は、まだまだ残っているのです。
そのことを突き付けられて、呑気な自分が情けなくなりました。

お墓には道路から手を合わせて、そのまま支笏湖へ向かいました。
元々、湖で少し遊ぶつもりだったのです。

支笏湖道路は両側が林の走りやすい道路です。
紅葉も良い感じですが、雨が降ってきてしまいました。


ブレブレ写真ですみません。


支笏湖に近づくと、雨の勢いはドンドン強くなってくる。
たしか支笏湖温泉の駐車場も有料だったはずなので、手前の休暇村に入り、一旦駐車した。
天気が良ければ、そこから湖畔に行けるけど、雨と風のせいでずぶ濡れになりそう。

「せっかくここまで来たのに。」と思いながら地図を確認した。

苫小牧の街は、雲は出ていたけれど明るかった。
雨は山側だけで、海は晴れていそう。

考えて”むかわ”行きを決めました。
鵡川と言えば、今はシシャモの季節。
地元でしか食べられないシシャモの刺身を食べに行こう!
鵡川で遊んでお風呂に入って、そして、平取から北上するコースで帰るのだ!

「よし!海に向かうぞ!」

そうして、またドライブが始まった。
苫小牧でガソリンを入れて、道の駅ウトナイに寄る。

道の駅ウトナイ湖の情報はこちらから

野鳥が見られるかと思ったけれど、飛ばされそうな強風で、鳥の糞が舞うのでお気を付けくださいと・・・。
野鳥の群れも、遠く小さく見えるだけなので、早々に出発しました。


浦河方面に向かって車を走らせ、むかわに着いたのは丁度お昼時。
道の駅 四季の館の駐車場は広々していました。

道の駅 むかわ四季の館の情報はこちら

この道の駅は、お風呂もホテルもあるという、画期的な道の駅。
海辺で遊んで、お風呂に入って、駐車場で車中泊をしよう!と考えていたのですが・・・。


なんと・・・、今、この道の駅は、まだ避難所となっているのです!!!

売店や食堂は営業しているけれど、お風呂は地震のため使えなくなっている。
被災者用の受付に対応スタッフが待機して、トイレには色々な注意書きがありました。
玄関のガラスにも、罹災証明や弁護士の説明会の案内が張ってあります。



ああ・・・、災害はまだ終わっていない。
分かっているつもりでも、直接見るとやはりショックです。
短い期間の停電で大騒ぎしたけれど、不自由な生活が続いている人はまだまだ居るのです。
それは、北海道だけではないでしょう。
今年は、あちこちで災害がありましたから!

置き去りにされている感、あるんだろうなぁ。
世間で騒いでいる消費税、軽減税率に騒ぐなら、その分、被災者に回せないの?と思ってしまう。

適当に遊び回っている自分が、情けない。
それでも、お腹はすくので、お食事処たんぽぽへ。(^▽^;)

地元に貢献!のつもりで、少し奮発してシシャモ定食を注文しました。



シシャモのから揚げ、フライ各2本ずつ、シシャモのお刺身も2匹分くらいかな?
ごはんに味噌汁、お野菜ついて 1400円
あれ・・・1450円だったかな?ごめんなさい、忘れました!

さすが本場!唐揚げとフライは、ししゃもがふわふわ!
お刺身は、意外と歯ごたえがあって、脂ものっている!

大満足の定食でした!


さて、ここでお風呂に入るつもりだったので、この後の行動に悩みます。
風はまだ強く浜辺の行動は辛そうだし、雲も増えてきて、天気予報は悪化傾向。
明日は雨の予報になっている。
調べると、占冠方面に向かって北上した平取町にも温泉施設がある。
そこまで行って、お風呂の閉店まで粘り、あとは車中泊するか・・。
よし!それでいこう!

と言うことで、鵡川を後にして、日高富川まで海沿いを走り、左折して国道237号を北上する。

しばらく走ると左手に、 沙流川の二風谷ダムが見えてきた。



ここは昔、アイヌの村があったらしい。
今は、キャンプ場やアイヌの文化博物館があり、レジャー向きの地域となっているようです。
自然に囲まれ良い場所だとは思いますが、アイヌから土地を奪ったところに、アイヌの記念館。
人って勝手だな、とちょっぴり感じてしまいます。

二風谷ダムには、サケ遡上用の魚道があるので、見に行ってみました。


ダム便覧 ホームページより


二匹くらい、大きなサケが跳ねているのが見えました!
写真には写ってませんけど・・・こんなところ、昇って行くんだな、たくましい!


振り向くと、西方向には雲が広がり、夕焼けはイマイチです。
太陽が山に沈むと、辺りは薄暗く写真の景色が映えません。

とにかくお風呂に入りたくて、調べておいた温泉施設ゆから に行くことにしました。

情報はこちらから

日帰り入浴(420円、お手頃価格!)、お食事、宿泊も出来る施設です。
露天風呂から紅葉が見られて、気持ちよかった!
お風呂に入っていたのは、ほとんどが地元の年配者。
平日と言うこともあり、比較的すいていました。

フロント付近で釣竿らしき物を持ったおじさんが宿泊棟に案内されていたので、近くで渓流釣りでもするのでしょう。
調べると、オショロコマやニジマスが釣れると書いてあった。
オショロコマの絶滅を危惧するブログもあったので、ダムのこともあり、自然保護の観点では色々ある土地柄のようです。

お風呂でさっぱりした後、食事を頂くことに!
平取牛が一押しでしたが少しお高いので、小食の私(?)は、ミニ豚丼にしました。


これで、500円なり!

小さな丼だけだと思っていたので、みそ汁や小鉢が付いてて、お得感!
ミニ丼は、普通のごはん茶碗一杯分くらいのご飯に甘辛ダレの豚肉が4切れほど乗っています。
男性には少ないでしょうが、小食のお嬢様(?)にはちょうど良いかと!笑
小鉢は、豚肉とサケのから揚げをマリネで合えたもの。
どちらも、とてもおいしく頂きました!


この辺に遊びに来るなら、次は宿泊してみようかな?

さて・・・豚丼を食べながら、しばし考える。スマホでお天気も確認する。

この後、雨・・・明日の朝も、雨・・・

雲が広がり始めていたから、星の撮影は出来そうもない。晴れても月が出ているし。
雨の中、車中泊?雨の朝、何できる?雨の中、帰るだけ?

それなら・・・、今帰ってしまう?

ここから富良野まで2時間ほど、とgoogleが答える。
富良野から旭川は1時間あまり。
今は5時半。
余裕で帰れる・・・・・・

よし、帰ろう!!!

決意してしまって、帰路に着く。

そして、夜道の暗闇をひた走り、午後9時、無地帰宅したのでありました。


二泊三日、走りっぱなしの行程。

せっかくの外出も、あっという間に終わってしまいました。

なんだろう?
内向きの生活が続いて、外の行動に不慣れな感じ。
体も脳みそも、がちがちに固まってるようです。

心も体も、もっと柔軟に動けるようになりたいものだ!
・・・、と痛感した、今回の秋の移動!でありました!


翌日、ザーザーぶりの雨。夕べの内に帰って来て、正解だったようです。


では・・・やっと、終わりです!

ここまで読んだ方、いらっしゃったら、お疲れさまでした! m(__)m


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋、旅へ④ | トップ | リニューアル、知らなかった! »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (しりとりちー)
2018-10-31 01:06:34
昨日の夜読み始め、職場で少し読んで、今最後まで読みました。
夜景がきれいだ。星空の写真。ただ撮れているけど…
ごめんなさい、撮影意図が読めない。しっぽなさんもそこに気付いたのでしょう。気忙しかったのかな。落ち着いたらまたシャッターを押してください。
この旅行記、後日また地図を手に読み直します。

でも、やっぱり北海道は広い。
帰ってきました! (しっぽな)
2018-10-31 09:35:00
ちーさん、ブログを読んでいただきありがとうございます。
自分でも、ブログを書きながら呆れていました。
ただ行って帰って来ただけ・・・な感じで、それが写真に現れていますね。

長い引きこもり生活の弊害でしょうか?
意欲のない精神状況、どうにかしたいです。

しっぽな、面目躍如 ! (Wao)
2018-10-31 21:49:51
お久しぶりです。
少し前に『死線を超えて祖国へ』を拝読して、
その内容の重さから迂闊にコメントするのをためらっているうちに、
今度は思いがけず愉快な旅日記?を楽しませていただきました。
相方のいない弥次喜多道中的な趣もあって…とは、言い過ぎか。
でも、つまりはとても楽しいということです
赤井川・倶知安、長万部、函館、大沼、室蘭、鵡川、富川など登場する地名が全て懐かしい。
富川は少年時代を過ごした土地、他は本州勤務に転じるまでの30年間、
仕事で駆け巡りました。
農林業に関わる色々な現場(つまり、浜辺であり農地であり森)だったのですが、
当時のくすんだ思い出が良質な画像と文章で鮮やかに変身を遂げました。
取り敢えず、楽しませていただいたお礼を申し上げます!
Waoさん!こんばんは。 (しっぽな)
2018-10-31 23:35:34
わー!本当にお久しぶりです。

砂川で小樽周りを決めたので、少し迷いそうになりましたが、以前教えていただいた道順のメモが地図に挟まっていて、マジで助かりました。
始めてお邪魔した時お待ち合わせをしたラルズマートの隣のセブンイレブンで、休憩したのですよ!
本当に見るだけでも「はるか小屋」に行きたかったのですが、迷いに迷って、結局通り過ぎました!
いつもかもめ保育園のツイッターを見ています。
いつかまた、次はゆっくりと、小樽に行きたいと思っています。

コメントを投稿

つぶやき」カテゴリの最新記事