4月になり新年度が始まりましたが、一向に収束の気配すら見せない新型コロナウイル。いや収まるどころか、ますます事態は深刻さを増しています。昨日でしたか、東京都では新たな感染者が1日で100人を超しています。東京都の小池知事は外出自粛を呼び掛けており、それに呼応してか、JRや地下鉄の利用客は平年の70~80%減少してそうです。TVで都心の繁華街の驚くべき人の少なさを見るにつけ、これから「いったい日本はどうなっていくのだろう?」という不安と遣り切れない思いが募る一方です。
静岡県でも3月31日のブログを更新した時点で8人だった感染者も、昨日現在で17人と1週間で倍以上に増えており、感染者の居住地も静岡市・袋井市・浜松市だったのが、富士宮市・菊川市・長泉町と県内でじわじわと拡散されているように思われます。
さてそんな厳しい状況の中でも季節は過ぎていくもの。春は中盤を迎え、今年もお花見の季節がやってきました。3月27日に静岡県で桜の開花が発表され、この土日は藤枝市でも桜の名所である蓮華寺池公園や瀬戸川左岸でも桜はほぼ満開となっており、天候に恵まれたこともあり絶好のお花見日和になりました。
都内の新型コロナウイルスの感染者爆発の中、全国で外出が自粛される折、蓮華寺池公園と瀬戸川左岸に満開の桜の写真を行くことが憚られましたが、マスクと手袋着用で完全防御し、人との距離を十分にとることにして、出かけてきました。
まずは蓮華寺池公園から。蓮華寺池公園へは昨日(4月4日)の午後の時間に行きましたが、例年だとこの時間は公園の駐車場は混雑しており、駐車するにはかなりの時間待たなければならなかったのですが、今年はスムーズに駐車することが出来ました。
公園で最初に目についたのが下の看板です。
土曜日の午後の時間帯はかなりの人出が予想されましたが、人出は平日の午後並みで休日の混雑さは感じられず、しかもほとんどの人がマスクを着用していました。
このブログのブログの背景画像になった場所です。
公園の遊歩道も人影は疎らでどことなく寂しさが感じられました。
巷の喧騒を知ってか知らずか、鴨は蓮華寺池を優雅に泳いでいました。
続いて瀬戸川左岸へ。藤枝市の中止部を流れる瀬戸川は桜の名所として知られ、1000本以上のソメイヨシノが立ち並びます。中でも瀬戸川の左岸は東海地方最大級と言われている2kmの桜のトンネルが続きます。桜の木々の間には灯籠が建てられており、夜には華麗にライトアップされます。(ただ今年はどうかな?)
瀬戸川左岸は今日の午前中に出かけました。昨日の蓮華寺池公園同様に今日も車で。午前中ということもあってか、瀬戸川の河川敷に設置された駐車場はガラ空きでした。
そしてここにも看板がありました。
瀬戸川左岸では例年この時期に金毘羅山・瀬戸川桜まつりが実施されます。今年も実施はされましたが、ステージ、物販、各種体験などのメインイベントは、中止となっています。
例年だとこの場所に花見の宴会のゴザやビニールシートでいっぱいになるのですが、今年は早い時間に来たこともあったかもしれませんが、そういった宴会客は皆無でした。
桜は咲き誇っていますが、どことなく一抹の寂しさを感じてしまいました。
午前中だったからかもしれませんが、通称‟桜のトンネル”もあまり人通りはありませんでした。
私は元来お酒が弱く、また人付き合いも苦手なので花見の宴会とかはほとんど行ったことがありません。また酒の息や酒癖の悪い人間が嫌いなので、どちらかといえば花見の宴会を嫌悪していました。ですが本来ならば当たり前のようにやられていたことが、突然中止や延期になることを今年は何度も目のあたりにして、平穏無事の生活も一瞬で崩れ去ることを知り、平家物語ではありませんが諸行無常の響きを感じ入りました。
新型コロナウイルスの終息はいつになるかはわかりませんが、来年こそは当たり前のようにお花見や春の選抜高校野球大会が実施できることを願うばかりです。
お恥ずかしい文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ランキングに参加しています。クリックして応援していただけたらうれしいです!