ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

銀漢の賦(葉室麟)

2020年07月27日 | 時代劇はミステリー

葉室麟の時代劇小説を定期的に読もうと考えている。

理由は、読んでいて心地良いからだ。登場人物の志が高いからだ。

この「銀漢の賦」も、期待を裏切らない心地よい小説だった。

かつて剣術道場で幼なじの二人が、進む道が分かれ、絶縁状態となる。

鉄砲方で、村のために井堰を作る事業をやり遂げた下級武士の源五と、
家老となった松浦将監だ。

その二人が、再び、力を合わせて藩のために命を燃やすのだ。
面白くないわけがない。

時代劇らしい剣術の見せ場も多く、恋愛もあり、友情も描かれていて、
ミステリー要素もあり、また、知的好奇心を満たす漢文なども出てきて、
あっという間に読み終えてしまった。

 


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