当院には不登校の治療で通院中の方も多くおられます。
学校へ行こうとすると腹痛などの身体症状が出る、学校へ行く意味が見つけられない、なんとなく行く気がしない等々、ざまざまな理由はあるのですが、そんな方々の解決の手掛かりになればいいなぁ、という思いで待合室に置いている中の一冊がこの本です。
『不登校になって伸びた7つの能力』
小・中・高に通わずに大学へ行った私が伝えたいーー不登校になって伸びた7つの能力
1,540円
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この本のまえがきに、お母さんの吉田晃子さんはこう書いています。
この本は「不登校」を治す本ではありません。
「不登校」を推奨する本でもありません。
学校に行く子と学校に行かない子、学力が伸びるのはどちらか?
思考力が伸びるのはどちらか?
実際に小学校1年生から学校に行かないことを選択し、 中学、高校も、魅力的ではないからと行かず、 その後2ヶ月半で12 年間の勉強を終え大学へ行った娘が、 大人になりました。
そして彼女自身の子ども時代を振りかえったときに見えた、 不登校のおかげで脅かされずに育った能力について書いた本です。
自分の子どもが不登校になって、不安にならない親はいないでしょう。
なぜ?どうしたんだろう?育て方が悪かったんだろうか?私に何が出来るんだろう?……
あるいは、学校すら行けないのなら社会に出れないではないか?将来やっていけなくなるのはないか?規則を守れない人間になるのではないか?……
人生の中で「不登校」を経験したことのない親御さんは、自分の子どもが不登校になって、奈落の底に突き落とされた気分になる方もおられるでしょう。
考え込むようなことが次から次へと出てくるかと思います。当院へ通って来られる子どもさんをお持ちのお母さん方も皆そうです。
一方、義務教育を受けずに優秀な大学に入学した方や、自分の望んだ人生を送られている方も多くいます。
不登校になって、あるいは不登校を選択した人がどのような人生を歩んだのか……親御さんや子どもさんが知ることによって、親と子の関係性や価値観がどのようなものなのかを今一度見つめ直すきっかけになるかと思います。
そして、学校に行かない、あるいは行けない自分を責める気持ちも少しは軽くなるかも知れません。
そういう意味でこの本は、学校へ行きたがらない子どもさんを持つ親御さんはもちろん、学校の先生やフリースクールや子育て支援施設の方々など「子ども」を取り巻く環境の中でお仕事や活動をしている方にぜひ読んで頂きたいと思います。
そして、同じ母娘がこの本の3年前に出版した下記の本とセットでお読み頂ければ、なお一層思いが深まるかと思います。
『小さな天才の育て方』
小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話
1,650円
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…私自身はこの本を読んで「普通の生き方、自然な生き方」って何だろうか?、そして、「インクルーシブ教育」がもっと広まってもいいのではないか?……といろいろと考え込んでしまうのです。
これについてはまた改めて書いてみたいと思います。
“子どもの主体性を何より大切にする”って、とても大切なことだと私は思っているのですが……(ぼそっ)
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