31歳からの恋愛相談室「実家暮らしで家族と仲が良すぎる彼。結婚相手となると不安です」

今回のご相談は、

「家族仲が良すぎる彼はマザコンで

自立していないのではないか?」

というものです。

 

【実家暮らしで家族と仲が良すぎる彼。結婚相手となると不安です】

 

そういえばカウンセリングでも、

最近マザコンについて話すことがよくあります。

 

重なるときは重なるもんですね。

 

よく、

「男はマザコンぐらいのほうがパートナーを大事にしてくれる」

なんて言いますが、実はこの理論って破綻しているんです。

 

コラムにも書いていますが、

母親を大事にしている男性と

マザコンの男性の違いについて

お話させていただきましょうか。

 

母親を大事にしている人とマザコンの違い

■母親を大事にしている男性の特徴

・母親をリスペクトしていて、親の生き方を尊重している

・その上で自分自身の人生を歩いている

・必要以上に自分の生活を干渉させないし、母親の生活にも干渉しない

・母親に何を与えることができるか?を考える

・自分で決めて、自分の責任は自分で取ることができる

■マザコンな男性の特徴

・母親をリスペクトしているが、依存もしている

・「自分がどう思うか?」に親の意見や考えが多く含まれている

・自分の生活に干渉されても文句を言わない、もしくは言えない

・母親に与えるものより与えられるもののほうが多い

・重大な選択だけではなく、些細な選択でも母親に相談する

 

両者の大きな違いってなんなのかというと、

「自分があるかどうか」なんですよ。

 

そして、マザコンな男性の特徴としてなにかある度に、

すぐ母親の意見に流されるというものがあります。

 

前述した、「男はマザコンぐらいのほうが

パートナーを大事にしてくれる」という理論は、

母親が絡んでいなければ成り立つ部分もあるんです。

 

しかし、そこに母親が絡んできたら

たちまち優先順位が逆転するので、

パートナーのことを守らなくなるんですよね。

 

しかも、マザコンな男性が

精神的に親離れできていないのは言うまでもありませんが、

ほぼ高確率で母親も子離れできていないので、

ことあるごとに息子や奥さんに干渉してくるケースがほとんどなんです。

 

結婚してからこの干渉問題は肥大化することが多く、

離婚や夫婦仲が険悪になる火種になっているケースがよくあります。

 

僕の周りにも、

旦那さんの母親の干渉が原因の発端となり

離婚した夫婦が何組もいました。

 

逆に、奥さん側の母親が過干渉で

離婚したというケースもありますね。

 

ただ、干渉といっても

いちいち口を挟んでくるというケースばかりじゃなく、

しょっちゅう様子伺いの連絡をしてきたり

ことあるごとに絡もうとしてきたりするケースもあります。

 

共通していえるのは、ほとんどの場合が

母親にまったく悪気や悪意がないことなんです。

 

本人は善意で助言していると思っているし、

息子と奥さんが上手くやっているか心配なだけと思っているので、

干渉している自覚がないんですよね。

 

しかし、奥さん側である女性のほとんどが、

日を増すごとにこの干渉がどんどんストレスになってくるんです。

 

最初は「いいお義母さんで良かった」と思っていても、

嫁姑の距離が近くなるにつれて母親も素を出してくるので

相手の何気ない一言でも精神的ダメージを受けるようになってきます。

 

とくに、義実家との距離が近い場合だと深刻で、

「エアコン、つけっばなしみたいだけど電気代大丈夫?」とか

「昨日お昼頃、電気消えてたけど外出してたの?」というように、

母親はなんの悪気もなく言っているつもりでも、いずれは

「自分たちの生活が見張られている感覚」になってくるんですよ。

 

ほとんどの場合、思うところはたくさんあるけど言えないし、

奥さんである女性は愛想笑いするしかありません。

 

母親は友達のように接しているつもりでも、

友達じゃないし、どこまでいっても旦那の母親ですからね。

 

そして耐えきれなくなって旦那さんに相談すると、

守ってくれないわけです。

 

「うちの親は悪気ないのにそんな風に言うなよ!」

と言う男性だったら、早い段階で

「この人はなにかあっても母親から私を守ってくれない」

と諦めもつくかもしれません。

 

しかし、僕が思うに一番たちが悪いのって

「分かった、なんとかする」と言ったけれど、

なんともなってないケースです。

 

それはもうびっくりするぐらい、

なんともなってないです。

 

このケースのほとんどの場合が、

旦那さんが奥さんと母親の両方にいい顔をするので

根本的な問題が解決されず有耶無耶になってしまい、

すぐにまた元通りの干渉に戻ることが圧倒的に多いんですよね。

 

もちろん、

実家が大変なことになっているとか

母親が重病を患ったなど、

のっぴきならない事情があるときは

優先順位が変動するのは仕方がないことです。

 

しかし、

この優先順位がいつも母親の男性って、

すぐ母親の意見に流されてしまうから

干渉と侵略を止められないんですよ。

 

コラムにも書きましたが、

人は大事にできる人の数に限界があるんです。

 

大事な人の数が多い人ほど、

誰のことも大事にできていないなんてのはよくある話しで、

優先順位をつけられない人ほど中途半端になってしまいます。

 

ただ、勘違いしないでいただきたいのは、

親と仲がいいのは良いことだし

親をないがしろにする男性を選べと言ってるわけじゃありません。

 

前述した「母親を大事にしている男性」の項目にのっとり、

精神的自立を果たしている男性を選ばないと

結婚後に苦労することが増えるぞってことを言いたいわけです。

 

たとえ母親が子離れできていなかったとしても、

息子である男性が親離れできていたらこんな風に言えますからね。

 

「俺たちのことを心配してくれるのはありがたいけど、

大丈夫だから安心して。

なにかあるんだったら俺に言ってくれていいから」

というように。

 

奥さんのことを守れる男性って、

自分の生活を守れる人でもあるということを忘れずに。

 

コラムでは、「4つの自立について」と

「自立した男性かどうかの見分け方」にも触れていますので、

ご興味がある方はご覧いただけると幸いです。

 

【実家暮らしで家族と仲が良すぎる彼。結婚相手となると不安です】

 

ちなみに、

「40過ぎて婚歴がなくて実家住まいの男はヤバい」

といわれていますが、

前述したようにのっぴきならない事情で

家を離れられないとかの事情がない限り、

これは偏見でもなく紛れもない事実だと思っています。

 

僕自身、そういう40過ぎの男性で

まともな人を見たことがないもんなあ。

 

 

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