高木聡一郎『デフレーミング戦略 アフター・プラットフォーム時代のデジタル経済の原則』を読了。
著者が提唱する「デフレーミング」は興味深いが、本書はとにかく「デフレーミング」を言いたいがために、少々無理をして出版した感が否めない。まず分量のかさ上げが目に余る。さらに、最後に個人の働き方の章があるが、これも無理に付け足した感が強い。
新しい概念は最初に提唱した者勝ちなので、こうして出版するというのはもちろん意味のあることだが、例えば選ばれる事例も取って付けたようなものが少なくなく、もう少し準備をしてから出版されるべきだったように思う。