辻陽『日本の地方議会』 | (元)無気力東大院生の不労生活

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勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 辻陽『日本の地方議会』を読了。

 

 これまで一様に語られてきたきらいのある日本の「地方議会」。本書は特に自治体の人口規模に着目して、人口規模が異なれば、議会に求められる役割も異なるということを論じている。合わせて、地方議会では会派の有無も重要で、この点についても配慮した記述となっている。
 いわゆる「地方議会」に関するこの種の本は他にもあるが、地方議会のあり方が実際には多様であることを正面から認めた上で、その多様さを踏まえて議論している点で、本書は他とは一線を画する。