伊藤邦武ほか(編著)『世界哲学史2』 | (元)無気力東大院生の不労生活

(元)無気力東大院生の不労生活

勤労意欲がなく、東京大学の大学院に逃げ込んだ無気力な人間の記録。
学費を捻出するために、不労所得を確保することに奮闘中。
でした。

 伊藤邦武ほか(編著)『世界哲学史2』を読了。

 

 8巻シリーズの第2巻。
 対象となる時代区分は前1世紀から後6世紀で、主に宗教から哲学が立ち現れてくる時期に当たる。それ故に、この巻では宗教について論じつつ、そこから哲学的な議論が切り出されるという体裁の章が並ぶ。
 歴史を取り扱う以上、こういう構成にならざるを得ないのは仕方がないが、哲学史ということで言うと、少々物足りない巻であった。