私は宇宙人ジョーンズ
2019年 この惑星の
ポツンとではないが 一軒家に
スマートフォン についての調査に来た。
そして この家の主人に
乗り移ったのである。

宇宙人ジョーンズ(1)


7月中旬
息子は彼女を連れて帰って来る。
14時とのことだった。
30分前に地元の駅に着く電車の
時間を スマホ で調べたり
窓の外を見たり、落ち着かない。


チャイムが鳴る。
ドアを開く。
二人が立っている。
彼女の顔をみる。
アップヘアにしていた。
ラインで見た時より
大人びて見える。

居間に二人を通し 出会いを聞いた。

なんと

 マッチングアプリ
ということだった。
 

登録から会うまでの流れを聞いた。
昔の お節介おばさん の代わりの様だ
そのうち スマホ の向こうで
AI が 対応すのだろうか?
と このお父さんは思った。

彼女の要望で
物置からアルバムを出した。
息子の顔が この頃と
変わってない ことに笑っていた。
それと
ワイドフィルムを珍しがっていた。
病気の事は、全く感じさせない。

彼女は妹の職業を聞いてきた。
嘘を言っても仕方ないので
ホステスをしている
とこたえた。
4人笑って
この話しは終わりだ。

そして 二人は これから
隣町で今している
伝統ある祭りに行ったのである。

二人を見送って
土産に貰ったスイーツを
夫婦で食べながら
「息子のあんな笑顔を見たのは
初めてだな」 と話し合っていた。
すると
息子からラインが届いた。
父と母のラインを彼女に教えて良いか
と言うことだった。

数時間後
彼女から お礼の ライン が届いた。
私も 来月に決めた 顔合わせを
楽しみにしていると返信した。
この時 病気の心配は 薄れていた。

< つづく >
宇宙人ジョーンズ(4)

この惑星では
スマホ で結婚相手を見つけている。
だが
信用できるサイトを
選らばなければ ならない。

 

この惑星には、私の好きな曲がある。

 

 

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