2020-0707-man3645
万葉短歌3645 我妹子は3387
我妹子は 早も来ぬかと 待つらむを
沖にや住まむ 家づかずして 〇
3387 万葉短歌3645 ShuH129 2020-0707-man3645
□わぎもこは はやもこぬかと まつらむを
おきにやすまむ いへづかずして
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第68首。「佐婆海中・・・八首」の第2首、男。
【訓注】我妹子(わぎもこ=和伎毛故)。家づかず(いへづかず=伊敝都可受)[下記注]。
【依拠本注-家づく】・・・(02-0153)の「辺付く」〔(へつく)〕や「秋づく」(08-1564)、「夕づく」(16-3820)と同類で、家に寄り着く、家に近づく、の意。「つく」はここは自動態四段で、これが他動態下二段に働くと、「色づく」(3699)、「垢づく」(3667)の形となる。
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