万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3551 安遅可麻の3296

2020年04月06日 | 万葉短歌

2020-0406-man3551
万葉短歌3551 安遅可麻の3296

安遅可麻の 潟にさく波 平せにも
紐解くものか 愛しけを置きて  ○

3296     万葉短歌3551 ShuG562 2020-0406-man3551

□あぢかまの かたのさくなみ ひらせにも
  ひもとくものか かなしけをおきて
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第97首。男。
【訓注】安遅可麻(あぢかま)[地名]。さく(左久)[「白く立つ波頭を波が咲くと見たもの」]。平せに(ひらせに=比良湍尓)[「安易に、のべつまくなしに」]。愛しけ(かなしけ=加奈思家)[「<愛しき>の東国形」。07-1259哀我 手鴛取而者(かなしきが てをとりてば)、ほか]。



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