心證寺住職のブログ

諸天昼夜 常為法故 而衛護之 諸天善神に護られて

出雲大社に行ってきました 2

2019年09月17日 | 旅行

出雲大社に祀られているのは、大国主命(おおくにぬしのみこと)。

出雲には、弥生時代の中ごろから強力な王国があったと考えられるそうです。

たたら製鉄を行い、朝鮮半島とも交流し、九州北部から北陸(越の国)に到る日本海側を中心に、中国地方や信濃を含めた広大な地域を支配する王国だったようです。

古事記や日本書紀にある国譲りの神話は有名です。大国主命が、天照大神が遣わした天穂日命(あめのほひのみこと)に出雲の支配権を譲る代わりに、空高く届く立派な宮を造営させて祀らせたのが出雲大社の始まりと言います。

天穂日命の子孫は、代々出雲大社の祭祀を行い、出雲国造家として現在まで続いています。天皇家と並んで日本でもっとも長く続く家系だそうです。

国譲りは、ヤマト王国が出雲王国を吸収合併したような形だったと想像されますが、すんなり成就したわけではなく、反対勢力あり、武力衝突ありの長い年月を経た末の国譲りだったようです。大国主命の子の一人、建御名方(たけみなかた)は最後まで抵抗し信濃の諏訪まで逃げてその地でヤマトと講和し、諏訪大社の祭神として祀られています。

諏訪は、ヤマトの権力が届かないところだったようです。

続きます。

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