「わたしは傷を持っている。
でもその傷のところから、
あなたの優しさがしみてくる」
詩人の星野富弘さんの言葉だそうです。
新聞の投稿欄で知りました。
大好きな言葉です。
生きていれば何かしら傷つきます。
その傷を直視することは悲しいこと、
痛いこと。
悲しみなどの感情を
素直に感じることは
何度でもしんどい。
なので自分の感情と向き合えなくて、
見たくないものには蓋をして
正義を振りかざしたり
怒り続けたり
人に八つ当たりする人がいても
それは仕方ないことだとも
心底思ってきました。
けれど傷ついたからこそ、
悲しみから目を背けないからこそ、
人の優しさがしみるということも
本当に本当にある。
自分の話を聞いてくれる人、
自分のために時間を作ってくれる人、
気持ちを受け止めてくれる人が
いてくれること。
それは振り返れば
悲しかった出来事以上に
尊いこと。
なんのために悲しむのかと
嫌になる日が多くても、
それは人の優しさを知るためだと
今は自分に言えます。
感謝です。