【9/18大幅加筆】自衛官を標的にするネット上の怪しい人たち その2【注意喚起】

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こんにちは!家計防衛隊長 佐々木拓也です。9月も半ばになり秋の足音も聞こえてきましたね。山形も朝晩はだいぶ涼しくなり、秋の深まりを感じます。

前回は「自衛官を標的にするネット上の怪しい人たち」という記事をアップしましたが、今日は第2弾です。

今日は「怪しい投資」のお話。ネット上には怪しい人たちが多くてうんざりします。当然関わりたくはないのですが、引っかかる人も後を絶たないので注意喚起します。

目次

怪しい儲け話

怪しい儲け話は検索すればたくさん出てきます。

・楽して儲ける!
・1日5分で○○十万円
・月利○○%

このような怪しさ全開の話であればほとんどの人は引っかからないと思いますが、中には怪しさを隠して持ちかけられる儲け話もあります。

詐欺的なモノを(またはそれに近いグレーな案件)を人に勧めようとする時、詐欺師はいきなりモノを勧めません。まずは自分を信用させるところから始めます。

いきなり怪しげなモノを勧めてもなかなか引っかかってくれませんが、自分さえ信用してもらえば「この人は信用できるし大丈夫だろう」というバイアスがかかるので、多少怪しくても買ってもらえたりします。

悪意は善意の仮面をかぶってやってくる

例えば、YouTubeですごく良いことを言っている人がいたとします。あなたはそれを見て「この人すごいな。信用できそう。」と思ってファンになったとします。

でも実はその人には隠れた目的があって、YouTubeを見て信用してくれたあなたに対して、その信用を利用して「怪しい儲け話」を持ちかけるという感じですね。

そうすると、「この人が言っているのだから間違いない」という心理が働き、本来なら怪しく感じるはずの儲け話に対して抵抗を感じることなく手を出してしまうことになるのです。

当然のことではありますが、本当の詐欺師ほどいい人そうに見えます。見るからに詐欺師だったら誰も引っかかりませんからね。

「本当の悪意は善意の仮面をかぶってやってくる」

警戒を厳にせよ!要注意ワード集

怪しい人たちの話によく出てくるワードがあります。これはマルチ商法のお話のときにも言ったのですが、周知徹底のために再度お伝えしておきますね。

不労所得系

まずは不労所得系のワードです。

・不労所得
・配当収入
・権利収入

とにかく自動で楽にお金が得られるようなニュアンスの話の展開には要注意です。ちなみにマルチ商法などは”不労”でもなんでもなく、むしろ普通に働いたほうが楽だというレベルの”重労働収入”だと思います。

綺麗事系

・このBusinessでみんなを幸せにしたい!
・これで稼げるようになって社会貢献したい!
・お金だけじゃなく、心の豊かさを手にいれよう!

結局、あなたに勧めようとしているものの怪しさを、やたら壮大で綺麗な言葉によって誤魔化そうとしているんですね。

これに追加で「夢ガー」「愛ガー」「世界平和ガー」だの言い出したら、さらに警戒して下さい。

紹介系

こういう怪しい人たちは、やたら人を紹介したがります。

・Businessで成功しているすごい人がいるから会ってみない?
・私のBusinessの師匠ってすごいんだ。勉強にもなると思うから紹介させて!
・今度すごい人達が集まるパーティ(またはセミナー)があるんだけど、参加してみない?

つまり、怪しい儲け話をやっているグループに引き込もうということです。

あなたに紹介しようとしているのは、怪しい商売の修羅場を生き抜いてきた猛者たちです。そんな輩の手にかかれば、あなたがどんなに警戒していても引き込まれてしまうでしょう。誘いに乗ってしまった時点で蜘蛛の巣にかかった蝶も同然です。

とにかくすごい系

とにかくすごいということを強調してくるのも怪しい儲け話の特徴です。

・世界最先端の投資です!
・まだほとんど広まっていないすごいBusinessだから先に始めたものが勝ち!
・アメリカの○○社が開発したブロックチェーン技術を応用した云々…

「中身はよく分からないけれど、とにかく凄そう」という雰囲気を醸し出すのが常套手段です。キン肉マンに出てくる「言葉の意味はよく分からんが、とにかくすごい自信だ!」を地で行くような感じですね。

投資の大原則は「理解できないものには投資をしない」ということ。

難しそうな専門用語や何やら凄そうな言葉を並べ煙に巻くような話は、相手にしてはいけません。

バイブル系

マルチや怪しい儲け話系の人たちのバイブルとなっている本があります。その本のタイトルや作者名が出てきたら、かなりの確率でそっち系の人たちだと思ったほうが良いです。

・金持ち父さん貧乏父さんって読んだことある?
・ロバートキヨサキ(金持ち父さん貧乏父さんの著者)って知ってる?

私の経験上、この2つのどちらかが出てきた段階でほぼ確定です。このワードは必ず覚えておいて下さい。ここテストに出ます。

この部分も突いてみよう

ここまで「怪しい儲け話の特徴」についてお話ししてきましたが、これでもまだ判別できない場合はこんか質問もオススメです。

「儲かるのは分かりましたが、税金ってどうなってますか?」

この質問をした時にどういう答えが返ってくるかは非常に重要です。もしこの質問をした時に…

・このBusinessは海外のものだから、日本では課税されない。
・個人には紐付かないから、税金のかけようがない。
・黙っていれば分からない。

こんな感じの答えが返ってきたら、絶対のその投資には手を出さないで下さい。これは強く言っておきます。絶対に手を出さないで下さい。

なぜなら日本には憲法で定められた国民の三大義務として”納税の義務”があり、そのための方法として”申告納税制度”を採用しています。

”申告納税制度”とは国税庁によると・・・

税金については、たちらが、税務署しい申告うことにより税額確定させ、この確定した税額たち納付すること

とあります。つまり簡単に言うと、日本では、収入を得たら”自ら申告して”納税しなくてはいけないということです。これはよくよく覚えておいて下さい。

黙っていれば分からないとか、国外の最先端のシステムだから納税しなくていいなんてことはないのです。

もしそういった事を勧める人がいたとすれば、それはあなたに「脱税」という犯罪を勧めているということです。金銭的に損をするだけならまだしも、犯罪を犯せば最悪自衛官という職を失うことにも繋がりかねません。

あなたに犯罪になりかねないことを勧める人の紹介する投資や商品が、まともだと思いますか?

よって、儲け話が来たときはしっかり納税に対する姿勢も確認しておきましょう。

”誰が”言ってる、”何を”言ってる

タチが悪いのは、もしかしたらその人自身が「本当に良い」と信じ込んでしまって周りに拡散している場合ですね。

本当は自分が被害者なのに被害者と気づかずに被害者を再生産する。下手すれば脱税などのリスクも背負わせる。

「誰が言っているか」も大事ですが「何を言っているか」もしっかり見て下さい。

昔すごかった人が今もすごいとは限らない

最近は元自衛官のYouTuberが増えていますよね。いろいろな経歴を持った人が情報発信していますが、「自衛官時代すごい人だったから今も自衛官のためになることを言っている」とは限りませんので、何事も鵜呑みにしてはいけません。

昔すごい人だった=今もすごい
昔正しいことを言っていた=今も正しいことを言っている

ではないので、その都度自分自身で調べて裏を取って、自分の頭で考えることが大切だと思います。

それは私に関しても同じ。私の言っていることも、あなた自身が自分の頭で考えるための材料に過ぎません。「得た知識をきっかけとして、自分自身でしっかりと考え根拠を持って行動する」ということが本当の情報リテラシーです。

秋と言えば実りの秋。読書の秋です。お金の知識は自分の人生を豊かにしていくために学びを続けていきましょう。

私も「自分の知識が正しいのか」「古くなっていないか」を常にチェックする意識を持ち、常にアップデートしていきます。ゲートをウェイして、1mmでもいいから昨日の自分を超えていきたいと思います。

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