評価 (3点/5点満点)
この本で著者が一番言いたいことは、「日々の仕事の中で、無駄な動線を減らしていかなければならない」ということです。
ここでの「動線」は職場でのリアルなルートだけではなく、スケジュールの立て方やパソコン操作、考え方といった抽象的な「歩き方」も含まれます。
トヨタの現場では、人の動きを示す線=動線がいつも意識されています。その動線を常に見直してムダな動線を減らすことで、労働生産性を高めることができます。それは会議、打ち合わせ、メール、スケジュール、机の上・・・さまざまな場面で応用できます。
また、「巧遅」よりも「拙速」の考えも重要。多少の誤字脱字などは気にせずにざっくりとしたイメージでいいからカタチにしてしまうのが、動きのムダを減らすことにもつながります。
【my pick-up】
◎アフター5は曜日によって変化をつけたほうがいい理由
低ストレスの人は、週のはじめを「ジムに行く」「お酒は飲まない」「セルフケア」などの健康的な時間にあてている。そして週の半ばには買い物などの「趣味」や「早めに寝る」などに時間を使い、最後の金曜日には「デート」や「友達と飲みに行く」など、非常にメリハリのある動きをしているというのです。逆に高ストレスの人は1週間を通して外食をしていたり、慢性的に寝不足が続いていたりするようです。つまり、メリハリが感じられない毎日なのです。