TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

山復帰/筑波山 その1

2020年06月19日 | Weblog
ついに『山』解禁しました。
本当に久しぶりです。

登らなければ登らないでいられる身体になりつつありました。
朝は起きられないわ、腹は出てくるわ、体力使うの嫌になるわで大変なことになりそうな僕を救ってくれたのは、お客様のKさんご夫妻でした。

Kさん『筑波山案内してくれるんでしょー? 日にちは合わせますからよろしくね』
梅雨の晴れ間のこの日、都合が付けばいかがでしょうか?とお話しすると、2つ返事で決まりました。

天気の良い日で行きたいですもんね、僕は今週三連休ですから三日間のどこでもいいですよ。
ということでそのうちの一日を約束しました。


準備運動をして出発します。
コースは王道の「おたつ石ルート」まずは標高542mのつつじヶ丘からスタートです。
ゆっくりと息が上がらないように先導していきます。

今日はお二人にトレッキングポールを持っていただきました。
これがあると何倍も楽。
昔はこれを持つと弱い者の代名詞みたいな感がありましたが、現代ではそういうヤボな解釈はせず、より楽により快適により早くより遠くへ体力を温存しながら進むことを目的として、このトレッキングポールを持つ人が増えています。

もちろん邪魔になることもありますが、この魔法の杖はとにかく慣れです。

僕は平地でも推進力を上げるためと、腕に鬱血を起こさないためにも必ずと言って良いほど持ちます。


森は鮮やかな緑に包まれ、森のいい香りが漂っています。

やがて弁慶茶屋跡に着きました。
ここまでおよそ1km標高差230mです。
先週「宝篋山の尖浅間山」まで登ってぐったりしたというお二人、同じ程度の標高差を登って来たと聞いて驚いていました。
それほどにトレッキングポールの効果と「出だしをゆっくり歩く」というコツに違いを感じで頂けたようです。

この調子なら女体山だけでなく男体山にも行けるかも知れません。
なんせ尖浅間で帰って来たと聞いて「こりゃ無理だな」と思っていただけに、嬉しい誤算です。

休憩しながら筑波山の成り立ちや弁慶茶屋にまつわるお話をさせてもらいました。
その山の歴史や言われを知ると、また山が一層楽しく身近になるというものです。


奇石郡を解説を交えながら抜けていくと、あっさりと山頂に着きました。
女体山山頂までおよそ3時間かけましたが、体力はまだまだ残っていそうです。

なんと山頂は貸切でした。
日本百名山初登頂の喜びは案外あっさりと手の中に収まりました。

『さて、疲労感や身体の違和感はありませんか? 大丈夫なら御幸ケ原まで駒を進めたいと思いますが』

もちろんお二人は何度も頷いていました。

途中にガマ石があります。
『はい、ここでストックを置いて下さい。石を三つ持って下さい』
なんの事やら分からないお二人でしたが『それではあのガマ石の口にその石を投げ込んでみて下さい。入ると大金持ちになります』(笑)。


驚いたのはお二人ともバンバン口の中に石を入れてしまうのです。
さすが金持ち!
筑波山に登ったら絶対やりたい事の一つですよね。

御幸ケ原に出ました。
『あーここ見覚えがある』と奥さん。
はるか昔、子供たちを連れて遠足に来たと言います。
地元の子供たちの大イベントの一つですね。


『疲れましたか? ここでお二人にこれからの行程を選択していただきます』
①ここから男体山に登って「ホシザキユキノシタ」筑波山にしか咲かない花を見て戻る。
②男体山山頂からそのまま自然遊歩道に入り、東屋で食事をして遊歩道を一周する。

男体山に登ってみた感じで決めることになりました。

登りは確実に、そしてゆっくりとね。

またもやあっさり山頂です。
そして「ホシザキユキノシタ」は花を咲かせていました。
他にもこの花目当てで登って来た人がいて、興奮していました。

奥さんは花が好き、なので喜んでいました。
旦那さんは花に興味はないので、別に。なんだけど、やっぱり「ここにしか咲かない花」となれば少しは興味が湧いてくるもんです。
そう、僕もまさにそれでした。
僕はその後分厚い「高山植物図鑑」を買っていました。

『さあ、どうします? とりあえず食事しに東屋まで行ってみますか? 自然遊歩道は僕が好きなルートの一つですよ』


その2へ続きます。



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