TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 茨城8(パート2)

2019年12月07日 | Weblog
このブログを続けて読んで下さるあなた、いつもありがとうございます。
今日、更新されたということは⋯
そう、うちの女房が山に行ったということです。

「女房と歩く関東ふれあいの道茨城県コース」残り2コースと半分、なんとか歩き切りたいようです。

前回きのこ山から一本杉峠まで歩いたので、今回は一本杉峠から先を歩こうと決めました。

朝、娘の具合を確認して(娘はちょいと持病があって早退することが多いのです)大丈夫かどうか女房が聞いています。
『パパとママは筑波山行くけどあなた大丈夫?』
『大丈夫な気がする』
『そ、じゃよろしくね。パパ行くよー』

といっても、女房も股関節がよろしくないので、あまり無理はできません。
程々の行程にしようと思っています。

慌てて支度して出発。

一本杉峠に向かうも、途中で崩落による通行止めとなりました。
『困ったね、とりあえず戻ろう』

仕方なく雨引観音から燕山を往復するプランに変更しようと思いました。
念の為、より稜線に近い加波山へのアクセス道があるか確かめてみると、石岡側からだと加波山神社まで行けるようです。

加波山神社まで行けるならとても都合が良いぞ。

ダートな林道をひたすら登って行くと『あら、ここに出るの?』というぐらい山頂近くまで来ました。
稜線まで行けるなら燕山までを往復しても大丈夫でしょう。

GPSの電波が悪く、縦走路を外してしまい5分ほど下山させてしまいました。
『ヤバい。間違ってる、ごめん登り返す』
やっちまった。
出だしから脚を使わせてしまった⋯。

その後は平に近い道をのんびりと歩きます。
そして燕山に近づくと登り始めます。
以前筑波連山全山縦走した時のイメージは、もっとキツかった記憶がありましたが、さすがにセクションハイクだと余裕ですね。

うちの女房は「相棒」を振り回しています。
「相棒」⋯ ご存知の方は相当なティンカーベルブログ通ですね。
前回きのこ山から一本杉峠まで歩いた時に拾った木の枝のことです。

この枝=棒を「相棒」と呼んでいて、ふれあいの道の続きを歩く時のお供にして振り回すのです。
時には蜘蛛の巣を掻き回し、時には指揮棒になり、時には座頭市になるという魔法の杖。
捨てずに僕の車内でずっと保管されていたものです。

割とあっさり燕山の山頂に着きました。

『ここから先が急な下りがずっと続くんだよ。どうする?元気なうちに少し下っておいて、次に雨引から来た時に楽になるようにする?』

そうするという女房。
大嫌いな下りを克服するために、長い細引きのロープを持って来ました。
これを斜面の下に向けて投げ降ろします。

ロープには少しづつコブが作ってあり、握り易いようになっています。
それを握って下ると『怖くない』と言っていました。
これからそうすると言っています。

だいぶ下ったところで『そろそろ戻らなくて大丈夫?』と聞くと『あ、そうか戻るんだった』と。

その時、僕が預かった「相棒」が無いことに気が付きました。
そうか、ロープ出した時に下に置いたんだ。

女房は探すと言っています。
まずい、あれが無いとやる気が無くなってしまいそうだ。

戻りながら「相棒」を探します。
似ている枝がたくさんあります。
僕『あ、あったー!これだ』
女房『わーい、え? ちがう』
僕『なぬ? 分かるのか⋯』
女房『もっと持つところがツルッとしていて手に馴染むのだ』と。

その後もいくつも手に取ったけれど、全部違うと言います。

そして、山頂標識のある最後の段に登った時!ついに見つけました。
この執念、ただの木の枝なのに⋯ ねぇ。

今日は全然膝が痛くならないと言っています。それは良かった。
でも一万歩にも満たない距離ですからね。
まあ、それでも久しぶりに山に来れて良かったね。
何回にも分けたけど、このコースを雨引山まで繋げば筑波連山完全踏破という事になります。
自慢して良し。

ささ、お腹空いたね。
『その前にせっかくここまで来たのだから、お婆ちゃんのお墓参りしようよ』と女房が言います。
そうか、ここはもう笠間に近いもんな。

うちの親は笠間の自然葬で有名なあそこ。
この時期は紅葉した山の中で静かに眠っています。
併設されたお蕎麦屋さんはお休みでした。

『どこか近くにないかなぁ』
『じゃ笠間焼見ながら、そっち方面行けばあるんじゃない?』
『そうだな』
と言いながら車を走らせます。

突然、蕎麦屋の看板を見つけました。
『おっ? ここだ!匂うぞー』と言って僕がハンドルを切ります。
ニョロニョロと奥に入っていくと民家を改造したお蕎麦屋さんがありました。
『やってるか聞いてこい』

女房が探りを入れに行きます。

戻ってきて大きく丸を頭の上でつくりました。僕は車をきちんと駐車場に停め、中に入ると座敷にテーブルが並んでいて、外人さん二人を連れた日本人女性と単独の女性がそれぞれのテーブルに陣取ってました。

僕はゴマだれのもりそば、女房はきのこのつけ汁のもりそばを頼みました。
わさびは付いておらず、辛味大根などの薬味が付け合せられていました。

外人さんは音を立てずにそっと蕎麦を口に運んでいます。
女房が『外人さんいるから静かに食べてあげて』と言います。
僕は『ここは日本だ』と言いながら、ズルズルーっと蕎麦をすすりました。

うーむ。
上品なお味とでも言えばいいのかな?
変な添加物を使っていないようで、そういう味がしました。

独特な雰囲気というか、家に呼ばれて振る舞われる蕎麦という感じです。
古民家カフェとかそういう系なのかな。
蕎麦は十割だと書いてありますが、あまりにもしっかりしています。繋ぐための何か技があるのかな?
蕎麦のお味は良いと思います。
つゆは普通です。

食べ終えたら笠間焼を見に行きます。
前回来た時女房は「カバ」の焼き物を買っていましたね。
今回は焼酎を飲む時のカップを買いたいようです。

「カバ」の店に行きました。
僕も前回ここでコーヒーカップを買いました。
今日はお揃いの柄でご飯茶碗よりも大きくて、どんぶりよりも小さいサイズの器を買いました。
こういうのが欲しかったのです。

あちらこちらのお店を覗きますが、女房はお気に召すものがなかなか見つからないのです。

暗くなり始め、それぞれのお店が照明を落とそうとした時、やっと気に入ったものが見つかったようです。

そこで買いました。
お店の主?はお洒落なアシンメトリーヘアのイカしたナイスミドルママ姉さん。
お茶を入れてくれて、トークも慣れてる。
丁寧に見送ってくれて、車を出す時にまた出てきて深々とお辞儀をするのです。

やりすぎちゃいけないし、感謝の気持ちを素直に伝えられるような接客をしなければなりません。
僕には上手に思えました。勉強になります。

なかなか気持ち良く買い物をさせてもらえたので、楽しく一日を締め括ることが出来たと思います。

帰りは女房が運転手しました。
僕はすぐ眠くなるのでクビです。

そして翌日。
『何故か腹筋が痛い』と。
どうやら女房は腹の肉で登ったようです。


おしまい。
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