〈1〉
mixi日記2010年06月26日から。
テーマトピは下記。
【動物には餌をやる?あげる?】日本語しつもん箱 トピック
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「2」のコメントに出てきた『敬語の指針』(平成19年 文化審議会答申)は「第2 留意すべき事項」の中にある「2 世代や性による敬語意識の多様性」の部分だろう(全文は末尾)。
この『敬語の指針』はいろいろ物議を醸した記憶がある。
文章が相当ホニャララなうえに全文が長すぎて、とても真剣に読む気になれない。前に引いた「~させていただく」の記述はメチャクチャだった。
221)突然ですが問題です【日本語編10】──「~させていただく」【解答編】
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この「やる」「あげる」の記述もよくわからない。テキスト化するとアチコチ化けるのは何かの嫌がらせか?
>「植木に水をあげる」という場合の「あげる」は,旧来の規範からすれば誤用とされるものであるが,この語の謙譲語から美化語に向かう意味的な変化は既に進行し,定着しつつあると言ってよい。
が結論になるんだろう。
一応このとおりってことでいい気もする。ただ、過去の例を見ても、文化庁の見解って、どうも納得できないことが多い。
【伝言板【板外編7】デス・マス体が書きにくいワケ1】
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※「高いです」だの「高かったです」だのは、やはり美しくない。
【使わないように心がけている言葉はありますか? へのコメント 】
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※「とんでもございません」もダメでしょう。
とりあえず辞書をひいてみようか。
■Web辞書(『大辞泉』から)
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や・る【▽遣る】
4 目下の者や動物などに与える。くれる。「褒美を―・る」「鳥にえさを―・る」
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あ・げる【上げる/揚げる/挙げる】
[動ガ下一][文]あ・ぐ[ガ下二]
9 神仏や敬うべき人などに、ある行為がなされる。
1)神仏に供える。「供物を―・げる」⇔下げる。
2)「与える」「やる」を、その相手を敬っていう語。「洋服を―・げる」
◆9 2)は本来、敬うべき対象に物をさし上げるの意で、「犬にえさをあげる」のような言い方はしなかった。現在では「与える・やる」の丁寧語として使う人が増えている。
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「あげる」に関しては『大辞林』だとちょっと様子がかわる。
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あ・げる0 【上げる・揚げる・挙げる】
(動ガ下一)
[文]ガ下二 あ・ぐ
[12]「与える」「やる」の丁寧な言い方。《上》
・この本、あなたに―・げます
・ほうびを―・げる
[13]神仏に供物(くもつ)を捧げたり、祈りの言葉をささげたりする。《上》
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「あげる」は本来は神様や敬う相手に使う言葉らしい。たしかに、お供えを「あげる」はアリ。でもそれはニュアンスがかなり違う。「先生に洋服をあげる」はナシだろう。その意味で『大辞泉』は×。
『大辞泉』では注扱いだった〈「与える・やる」の丁寧語」〉が、『大辞林』だと[12]で採用されている。
このあたりのことを考えると、「動物に餌をあげる」「植物に水をあげる」を誤用と断じるのはもう無理だろう。
もちろん、本来の日本語の使い方は「やる」。「餌やり」「水やり」って言葉があるくらいだから(Web辞書にはどちらも見当たらない(泣)。
「動物に餌をあげる」「植物に水をあげる」なんて気持ちの悪い言い方は、個人的には極力使いたくない。ただ、愛情あふれる飼い主の前で「餌をやる」なんてウカツに使うとはっ倒される気がする。
こうなると主観でグチグチ書くしかない。
これ、動物と植物を分けて考えたくなる。
植物は「水をやる」で十分だよ。ただ、「お水」は「あげ」たくなる気分はわかるけど(笑)。そうなると育て主?の愛情の深さしだい?
問題は動物。
とりあえずお犬さまに限って話を進める。別にお猫さまでも、お兎さまでもいいけど。ペット愛好家の顰蹙を買いそうな書き方だな……。
飼い犬、番犬がペット(あるいは「お犬さま」)になり、餌が食事やごはんやフードになった段階で、「あげる」ものになった気がする。このあたりは「3」のコメントに賛成。
寒い(ホントか?)から、洋服も着せて「あげる」。首輪やリードもつけて「あげる」(じゃまだから外して「あげる」のかな)。このあたりは、飼い主の愛情の現われと考えるべきだろう。
厳密に言えば、元々は動物に限らず赤ん坊や子供にだって「やる」ものだったはず。それが「あげる」になり、動物が「あげる」になり、植物もほぼ「あげる」になりつつあり、次はなんだ?
「食う」を使う慣用句がどんどん「食べる」にかわっている、って話を思い出した。あれはなんで読んだのだろうか……。
ここで問題。「あなたにあ・げ・る」の場合は、相手を「目下の下僕」と見ているのだろうか。あるいは「目上だけど動物」と考えているのだろうか。まあ、そのとおりかもしれないけど。
■『敬語の指針』(平成19年 文化審議会答申)から
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2 世代や性による敬語意識の多様性
言葉遣いや言葉についての考え方は,世代によって,あるいは性によって異なる場合が少なくない。敬語の使い方や敬語についての考え方もその例外ではない。
例えば,「植木に水をあげる」と言うか「植木に水をやる」と言うかについて,文化庁「国語に関する世論調査」(平成18年2月調査)においては,「あげる」と言う男性回答者の割合は,10代・20代では30~40%台であるのに対して,50代・60代以上では5~10%台であって世代による違いが見られる。同じ質問について女性回答者は,多くの世代において「あげる」と答えた人の割合が男性より高いが,同時に男性と同様の世代差も見られる。また「ふだん「弁当」という言葉に「お」を付けるかどうか」について「お弁当」と言うと回答した人の割合は,すべての世代を通じて,男性は10~30%台にとどまるのに対して,女性はすべての世代で約70~80%台の高い割合である。
こうした敬語の使い方についての世代や性による違いに関して,本指針は以下の2点を指摘する。
一つは,敬語の使い方の違いには,その敬語についての理解や認識の違いが反映していることを考慮すべきだということである。例えば,「植木に水をやる」を適切な言葉として選ぶ人は,「あげる」に謙譲語的な旧来の意味を認め「植木」はその種の言葉を用いるべき対象物ではないと考えている可能性がある。一方,「あげる」を使うと答える人は,この語の謙譲語的な意味が既に薄れていると考え,同時に「やる」という語に卑俗さ・ぞんざいさを感じてこれを避けている可能性がある。現代は,この二つの考え方が言わば拮抗している時代であろう。「植木に水をあげる」という場合の「あげる」は,旧来の規範からすれば誤用とされるものであるが,この語の謙譲語から美化語に向かう意味的な変化は既に進行し,定着しつつあると言ってよい。
敬語の使い方や意見の異なりを考える際,例えば「あげる」と「やる」についての理解や認識にこうした違いがあるように,それぞれの使い方や意見のよりどころとなっている別の理解や認識があること,つまり,自分自身とは異なる感じ方や意見を持つ人が周囲にいることに留意する必要がある。
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【追記】
ちょっと事情があって古い資料をチェックしていたら、『大野晋の日本語相談』p.17に「犬にエサをあげる? やる?」って項目があった。
基本的に書いてある内容は上の内容と大差はない。
ペットなどに対して「やる」が粗末すぎる人はほかに適切な言葉がないので、「あげる」を使うことになった、としている。ただ、補助動詞の場合は少し違うらしい。
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ただし「……てあげる」と使った場合、それはそんなに程度の高い敬意を表すわけではありません。例えばこの本を「所長に送ってあげようか」などはかえって失礼な感じがあり、敬意を表すには「送って差し上げようか」といわなくてはなりません。つまり「……てあげる」の位置も次第に低くなりつつあるのです。(p.20)
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ということは「……てあげる」は「そんなに程度の高い敬意を表すわけ」ではないけど、「あげる」は敬意を表わすってことかな? 個人的には、元々の意味は別として「あげる」ももはや敬意を表わさない気がする。
これも、よく使う言葉ほど敬意が軽減する……って現象のひとつと考えてよいのだろうか。
【追記】
ホントに困ったもんだ。
いきなり「無教養」だの「クビ」だの暴言を吐く人がいて、その人と「先生」つけてなれ合う悪い仲間がいたら、相当気持ち悪いよ。フツーの人は「書き込みにくい雰囲気」を感じるに決まってるでしょうに。
そんなこともわからずに[16]みたいなゴロツキコメントを入れたら、フツーの人はさらにコメントが入れにくくなるでしょ。
管理人さんは何をしてるんでしょうね。
【ありえないコメント集 P氏の場合】
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【ありえないコメント集 K氏の場合】
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〈2〉
mixi日記2013年12月26日から。
↑の〈1〉を書いてから3年以上たつ。まとめ方が中途半端な気がするので、気持ちも新たに書いてみる。
結論を先に書くと、『敬語の指針』のP.9の記述が正確なんだろう。
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================引用開始
「植木に水をあげる」という場合の「あげる」は,旧来の規範
からすれば誤用とされるものであるが,この語の謙譲語から美化語に向かう意味的な変化 は既に進行し,定着しつつあると言ってよい。
================引用終了
正確だとは思うが、わりやすいとは言いがたい。そういうものなのかもしれない。
629)【文化庁「敬語の指針」に対する言いたい放題】
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辞書の記述になると、もっとあやしくなる。3年前のリンクは役に立たなくなっている。まったくもう。
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まず『大辞泉』。
================引用開始
あ・げる 【上げる/揚げる/挙げる】
[動ガ下一][文]あ・ぐ[ガ下二]
9 神仏や敬うべき人などに、ある行為がなされる。
ア神仏に供える。「供物を―・げる」⇔下げる。
イ「与える」「やる」を、その相手を敬っていう語。「洋服を―・げる」
◆9イは本来、敬うべき対象に物をさし上げるの意で、「犬にえさをあげる」のような言い方はしなかった。現在では「与える・やる」の丁寧語として使う人が増えている。
================引用終了
次に『大辞林』。
================引用開始
⑫「与える」「やる」の丁寧な言い方。 《上》 「この本,あなたに-・げます」 「ほうびを-・げる」 「子供におやつを-・げる」 「鳥にえさを-・げる」
⑬神仏に供物(くもつ)を捧げたり,祈りの言葉をささげたりする。 《上》 「お墓に線香を-・げる」 「仏前でお経を-・げる」 「祝詞(のりと)を-・げる」
================引用終了
辞書には「謙譲語」という言葉は出てこない。前にも書いたが、このあたり言葉の使い方は『大辞泉』『大辞林』ともあやしい。
『大辞泉』の〈「与える・やる」の丁寧語〉というのは「間違い」と言ってもいいかもしれない。「与える」の丁寧語は「与えます」。「あげる」は「丁寧な言い方」でしかない(はず)。
「あげる」は本来は謙譲語だったが、現在ではそういう意味合いで使われることはめったにない。謙譲語にしたいなら、「差し上げる」とでもするしかない。このあたりは、「申す」と「申し上げる」の関係に似ている。
現代語の「上げる」は「謙譲語」のニュアンスはほとんどない。したがって、目上に対して「上げる」は使えない。
じゃあ『敬語の指針』に出てくる「美化語化」の傾向にあるかと言うと、ちょっと引っかかる。たしかに「やる」の美化語として使われることはある。当方のように育ちのよさを隠すためにあえて乱暴な言葉を使うようにしている人間は「あげる」とは言わない。すでに妙に気持ちの悪い響きを伴う言葉になっている気がする。
今度は「~てあげる」に関して。
まず『大辞泉』。
================引用開始
14 (補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」が付いた形に付いて、主体が動詞の表す行為を他者に対し恩恵として行う意を表す。「てやる」の丁寧な言い方。「仕事を手伝って―・げる」「君のかわりに行って―・げよう」
================引用終了
次に『大辞林』。
================引用開始
23(補助動詞) 動詞の連用形に接続助詞「て」の付いた形に付き,主語で表されるサービスの送り手が,他人のためにすることを,送り手の側から表す。(普通は仮名書き) 《上》 「友達に本を貸して-・げた」 「お宅まで送って-・げましょう」 〔「…てやる」と異なり,受け手に対する軽い敬意がこめられている。目上に対しては「さしあげる」を用いるのが一般的〕
================引用終了
『大辞泉』もさすがに「丁寧語」はやめて「丁寧な言い方」にしている。『大辞林』にある「受け手に対する軽い敬意」が妥当か否かは不明。当方の語感だと、押し付けがましさが強くて目下に対する表現という気がする。
少し前に見た例だと、下記の記事ような例がある。
http://
================引用開始
□「~してあげる」
「インナーにこちらを合わせてあげるとお洒落ですよ」
「お鍋にお水を入れてあげます」
物に対して敬う言葉は必要ありません。
================引用終了
この記事は「~てあげる」を「敬う言葉」としている。これも微妙。「敬う言葉」であって「敬語」ではないと解釈しておこうか。
この気持ちの悪い美化語モドキが急速に広まっているような気がする。ペットや植物に使うのはまだ大目に見るとしよう。料理番組ではもう定着した観があり、ファッション用語にもなりつつある。
こういうのが当たり前になると、普通の言葉づかいがゾンザイに聞こえるようになる。ヤダヤダ。
【追記】
バックアップ用のブログに連動しているボイスにコメントをもらった。ボイスのコメントは検索がしにくくなるので、こちらに転載し、返信する。
================引用開始
燃える闘魂
2013年12月28日 06:12
> ういうのが当たり前になると、普通の言葉づかいがゾンザイに聞こえるようになる。ヤダヤダ。 これこれ。 類似の例が、「(カードの)お支払いはご一括でよろしいでしょうか?」だ。 「一括様」はエラくないが、これのおかげで「一括?」がゾンザイに聴こえる!
================引用終了
>燃える闘魂 さん
もうこれダメでしょうね。「お支払い」にした段階で「ご一括」になるのは時間の問題で。接客業は限りなく〝盛る〟方向に流れますから。
================引用開始
ril
2013年12月28日 11:14
ちょっとずれますが、自分でも悶々とするのが、領収証の「オアテナサマ」はいかがいたしましょうかと聞かれること。「ウエサマ」でお願いしますというのは果たして良いのか悪いのか。「ヨキニハカラエ」というべきか(笑)
================引用終了
>ril さん
おふさ~(つい願望が……)。
「オアテナサマ」ですか。「お名前様」はうわさを耳にしましたが……。
個人的にはヤタラと「様づけ」で呼ばれるだけで、猜疑心が芽生えます。
【「あげる」「〜てあげる」は敬語なのか】辞書【「やる」 「あげる」】〈3〉
【いじめない<であげて/で>…】
https:/
まず質問文を転記する。
==============引用開始
文のニュアンスの違いは何でしょうか?
よろしければ、ご指導をよろしくお願いいたします
OOちゃん、OOさんをそれ以いじめない<であげて/で>……
==============引用終了
要は「~てあげる」を加えることでどのような意味が加わるかという質問なんだけど、この質問は微妙すぎる。余計な要素がいくつも入っている。
1)「いじめる」を使うと相当余計なニュアンスが加わる
2)「~てあげる」の前を否定形にすると、「しないことをしてあげる」というパラドックスめいた話になる
3)なぜ「ちゃん」と「さん」を使い分ける
4)これはほとんどインネンだけど、この文だと「OOちゃん&OOさんを……」を読めなくはない
ということで、マギレを除外するために下記の文で考える。
「佐藤さん。田中さんに教えてあげて」
「~てあげる」(補助動詞)は「あげる」(本動詞?)とほぼ同様と考えることにする。ここを厳密に区別しようとすると、さらにややこしい話になる。
〈2〉で見たように、「~てあげる」は本来は謙譲語だったが、いまでは「~てさし上げる」にしないと謙譲語のニュアンスにはならない。辞書は末尾。
「あげる」が謙譲語からフツーの言葉になる一方で、「やる」の丁寧な言い方としても使われるようになった。その結果、「~てあげる」には妙な色がついてしまった。
うんと簡略に書くと……。
●自分の行為に使うと、恩着せがましくなる
質問者が気にしているのはこのことじゃなかろうか。「私が教えてあげる」だと、相当恩着せがましい。『大辞泉』の言う〈サービスの送り手〉自身がこういう言葉を使っては行けない。「~てあげる(ね)」というのは子供相手の口調だろう。
●他者の行為に使うと、上から目線の印象になる
気持ちの悪い〈サービス〉の押し売りの用例が目立つからかもしれない。個人的な嫌悪感がある点も否定はしない。このあたりも〈2〉に書いた。 こういう例がけっこう目立つ。
よくわからないけど、「~てあげる」を多用すると親切で優しい印象になると考えてる気がする。大きな誤解があるような。
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『大辞泉』もさすがに「丁寧語」はやめて「丁寧な言い方」にしている。『大辞林』にある「受け手に対する軽い敬意」が妥当か否かは不明。当方の語感だと、押し付けがましさが強くて目下に対する表現という気がする。
少し前に見た例だと、下記の記事ような例がある。
http://
================引用開始
□「~してあげる」
「インナーにこちらを合わせてあげるとお洒落ですよ」
「お鍋にお水を入れてあげます」
物に対して敬う言葉は必要ありません。
================引用終了
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「恩着せがましい」ほど印象は悪くないが、決して好感がもてる言い回しではなくなる。 例文の場合でも「佐藤さん」か「田中さん」を(「もしくは両方」を下に見ている感じになる)。
簡単な話、目上には使いにくい。
「田中先生。佐藤さんに教えてあげてください」
発言者は「佐藤さん」より目上の感じになる。極端な話、佐藤さんが子供だと「~てあげて」がシックリくる。
田中先生とは同格の場合もありそうだが、指示を出しているのだから、上からものを言っている。これが「田中先生。佐藤さんに教えていただけませんか」くらいが自然だろう。ウーン。同格の同僚に「田中先生、子供たちにおやつを食べさせてあげていただけませんか」と言えなくはないか。
これは、辞書の⑫にあるように、子供、ペットなどに「~てあげる」の印象が強いからだろう。かつては謙譲語だったのに、ここまで低い身分?になってしまったのね。
違うか。へりくだっていたのが上から目線になったんだから、出世して偉くなったにね(笑)。
https:/
==============引用開始
あげる【上げる・揚げる・挙げる】
( 動ガ下一 ) [文] ガ下二 あ・ぐ
⑫「与える」「やる」の丁寧な言い方。 《上》 「この本,あなたに-・げます」 「ほうびを-・げる」 「子供におやつを-・げる」 「鳥にえさを-・げる」㉒「与える」の謙譲語。 「プレゼントを-・げる」
㉓(補助動詞) 動詞の連用形に接続助詞「て」の付いた形に付き,主語で表されるサービスの送り手が,他人のためにすることを,送り手の側から表す。(普通は仮名書き) 《上》 「友達に本を貸して-・げた」 「お宅まで送って-・げましょう」 〔「…てやる」と異なり,受け手に対する軽い敬意がこめられている。目上に対しては「さしあげる」を用いるのが一般的〕
㉕謙譲の意を表す動詞について,その意味を強める。 「申し-・げる」 「存じ-・げる」 〔上代からの語。「あがる」に対する他動詞。㉒ ㉓ は本来は謙譲語であるが,現在では⑫ のように下の立場の者に対し,「やる」の意味で用いることもある〕
==============引用終了
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