下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【22】
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mixi日記2020年02月25日から
下記の続き。
【ご相談する ご質問する 私のご相談 私のご質問 goo】
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考えをまとめるために質問をしてみた。
【ご質問する (私の)ご質問 って不自然ですか。】
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まずNo.4のコメントに関して。
「敬語の指針」に従うのは、常識的な態度だろう。
ただ、この問題に関しては、「敬語の指針」では解決しないと思う。
【文化庁「敬語の指針」に対する言いたい放題】
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【事例8】がこの話。
「敬語の指針」の最大の問題点は、〈「…に」を立てる〉の話を詳しく説明していないことでは。『敬語再入門』では「立てる」ではなく「高める」としている。
●「…を」を高める
お誘いする/お訪ねする……etc.
●「…に」を高める
お教えする/ご相談する/ご説明する……etc.
※「ご質問する」はp75のリストにはない。しかし、p237の(紹介例が多い)リストにはある。おそらく、微妙なボーダーラインなのでは(単に頻度が低いだけ?)。
おそらくこの2つでかなりのケースをカバーできる。このほかは少数派だろう。
●「…から」を高める
お預かりする/お借りする……etc.
●「…のために」を高める
お調べする/お作りする……etc.
●「…と」を高める
ご一緒する/ご契約する……etc.
●「…について」を高める
お噂する/お聞きする……etc.
「質問する」は、「…に」を高める。「敬語の指針」には「(山田さんに)ご説明をしたい」があるだけ。これは「ご(名詞)」の形なんで、誤解を招く。
「ご質問する」はフツーの謙譲語なんで、そんなにむずかしくない(はず)。
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12574947472.html
===========引用開始
これは微妙な難問で、「敬語の指針」あたりを見てもわからないから、『敬語再入門』をこまめに調べるのが早道。
この問題を考えるとき、「ご質問する」と「「私のご質問」を分けて考えるべきだと思う。質問者は「私のご質問」と「ご質問します」をいっしょくたにしている。まぁ、そうしている人が多いんだけど。
まず「ご質問する」に関して。
これは謙譲語の基本とも言える「ご〜する」という形に「質問する」を入れた形(「ご相談する」も同様)。
「ご運転する」のように、理由が不明で「ご〜する」にできない言葉もある。このあたりは慣例としか言えないそうな。
『敬語再入門』には、p236〜238に〈「お/ご〜する」「お/ご〜」いえる主な語〉というリストがあり、「ご質問する」「ご相談する」とも〈「……に」を高める〉言葉としてのっている。フツーに使える言葉だろう。
===========引用終了
問題は「ご質問」の場合。
これに関しては、「敬語の指針」の「ご説明をしたい」と同様、といえば終了とも言える。
もっと簡明な説がNo.6で出た。
〈「ご質問します」と言えるなら「ご質問をします」も言えますよね〉
おっしゃるの駕籠屋だホイサッサ……などとふざけている場合ではない。
なぜいままでこの視点がもてなかったのか悔しい。
この「ご質問」は誰の質問かと言えば、当然「私のご質問」。これでいいのでは。前問で出たように「私からのご質問」と考えれば、さらに異和感が薄れる。
当方は、やはり『敬語再入門』の記述に頼るほうが適切と考えていた。
================================引用開始
なお、一つの語がいくつかの用法をもつ場合もあります。§48では、「お手紙」のように尊敬語・謙譲語I両方の用法をもつ主な語をリストしましたが、その中でも「おみやげ」などは、「先生からのおみやげ」(尊敬語)・「先生へのおみやげ」(謙譲語I)のほか「子どもへのおみやげ」のように美化語としても使います(あるいは、初めの二つも美化語と見てしまったほうがよいのかもしれません)。(P.124)
================================引用終了
「質問」を同じように考えるなら、
「先生からの(私への)ご質問」の「ご」は尊敬語
「先生への(私からの)ご質問」の「ご」は謙譲語(I)
になる。
子供向け番組で「全国の子供たちから、たくさんのご質問が来ています」とMCが言うなら、尊敬語と言うより美化語だろうな。
どちらが簡明かは明らかだろう(泣)。
あるいは、「ご質問」が美化語ってケースも考えられる。
美化語と考えると、「お/ご」をつけるか否かは、話し手(書き手)のキャラに関わってくる。
ちなみに、当方なら「ご相談」は使うけど、「ご質問」は使わない。
でも言葉の丁寧な女性なら「いろいろなお話をいたしました。ご相談もしましたしご質問もしましたし、お悩みも話しました」と言ってもおかしくないだろう。
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