下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【23】
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mixi日記2020年09月25日から
あんまりほめられたことではないとしりつつ、全文をコピーする。
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「充実」の使い方
2020年9月22日
「する」のか「させる」のか
「充実した学校生活を送る」「新しい計画は中身が充実している」といった形で使われる動詞「充実する」は自動詞とされてきました。一般に、自動詞は目的語を取りません。「〜を○○する」という形で目的語を取ることはない、と言えば分かりやすいでしょうか。
しかし最近は「観光地での感染対策を充実すべきだ」のような形も目にします。この場合は「感染対策を」という目的語を取っているので、「充実する」は他動詞として使われています。自動詞であれば使役の助動詞を付けて「充実させるべきだ」とするところでしょう。
辞書を引くと、大半は「充実する」という動詞は自動詞だとしていますが、最近になって「自他」、つまり自動詞と他動詞の両方がありうるとする辞書が出ています。三省堂国語辞典は6版(2008年)では自動詞としていましたが、7版(2014年)では「自他」として「②質のいいものがそろうこと。また、そろえること。『教員を―する』」という説明を載せています。
新聞の校閲としては辞書の説明をにらみつつ、読者に違和感のない表現を使おうと考えるところですが、この「充実する」の他動詞的用法は浸透したものでしょうか。皆さんに伺ってみたいと思います。
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これは以前知り合いのFBに書き込んだテーマと関連する。
↑で取り上げているのは、本来は自動詞の言葉を他動詞的に使っている例。
↓は他動詞に「〜せる/させる」を付ける例。2020年6月13日
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こう書いていて、何がなんだかわからなくなっている。昔はわかっていたはずなんだけど……。やっぱバカになりつつあるのかな(泣)。
まず当方のコメントを回収する。
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これはおそらく下記と関わっています。
自他の話はどこまで行っても綿羊で、メーメーしてます。
元々の問題意識を今回の例文に当てはめると、下記のようになるかと。
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「する」「させる」は、本来まったく意味が異なるはずなのに、なぜ、
ウ 「生産性をアップした」
エ 「生産性をアップさせた」
が、両方ともほぼ同じ内容をあらわすのでしょうか。
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下記と、その前段の自動詞と他動詞〈4〉をご参照ください。
【「する」と「させる」〈2〉 辞書 自動詞と他動詞〈5〉】
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結論だけを書くなら、
ウの「〜した」は他動詞用法。
エの「〜させた」は自動詞用法(生産性がアップした)の使役形。
※「他動表現」と考えるよりも、「自動表現の使役形」ではないかと。
どちらもフツーに使われるはずです。「最近(ほんの2、3年)の傾向」か否かはなんとも。
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自他(自動詞と他動詞)の話は、あまり踏み込みたくないジャンルのひとつで……。
以前mixiで下記のようなコメントを目にした。2020年01月13日
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しょうもないコメントだが、ひとつ収穫があった。
「注目する」は本来は自動詞で、「○○を注目する」という他動詞用法は比較的新しいらしい。
これは●●の中に発見があるレアケース。
そのあとにもっといろいろなことを教えてもらった。念仏コメントがうるさい。こちらはホニャララすぎる●●の中には何もないことを痛感するケース。
こういう話を考えると、自他のことなんて書く気がなくなる(泣)。
【「恐れる」は他動詞? 自動詞?】2020/05/02
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#日本語 #敬語 #誤用 #慣用句 #言葉 #問題 #間違い #二重敬語
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