コロナで見えてきた社会構造:ダークフォースはノンフィクション! | 安らぎと豊かさの杜 ~ココロの宿る場所~

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コロナ禍で多くの人が不安の中で過ごさざるを得ない状況がいまだに続いていますが、今年に入ってから今日までに感じたことや見えてきたことを少しまとめてみたいと思いました。


少し長文になりますが、最後までお付き合いいただけたら幸いです。


冷静になって考えてみると、新型コロナウィルスによる世界的パンデミックと情報のグローバル化に密接な繋がりを感じるのと、そのことが人々の恐怖と不安を必要以上に駆り立てているとしか思えません。


インターネットによるボーダレス化は情報伝達の高速化とグローバル化をもたらしましたが、同時に、伝達される情報の質の低下をももたらしていると思います。


こうした状況下で正しい情報に触れることはとても困難ですし、触れなくてもいい情報にまで触れる機会が増えることによって情報の取捨選択が追い付かない状態が確実に生まれています。


大前提として、「恐怖」は人体の免疫バランスを大きく狂わせるだけの強力な力を持っています。「不安」も同じです。


誤解を恐れずに、これまでの21年間の施術家としての経験から言わせて頂くならば、ウィルスによって与えられる人体のダメージよりも、恐怖と不安によって与えられる人体のダメージの方が遥かに大きいということが言えます。


代替医療の先駆者であり自然医学・統合医学の世界的な権威として知られているアンドルー・ワイル医学博士の著書『人はなぜ治るのか(日本教文社)』ではその結論として「信じる心が人を治す」と述べられています。


医学界ではプラシーボ効果が認められていて、例え偽薬を飲ませてもそれを治ると信じて飲むと病気が治ることが分かっています。


しかし、今現代のグローバル化された情報社会の中で本当に安心して信じられるものが果たしてどれだけあるかを注視してみたときに、少なからず猜疑心を抱いて信じざるを得ないものの方が圧倒的に多く、私たちはそうした根のない浮遊した情報に振り回されて、恐怖と不安を拭い去ることができない状況の中に放り出されて右往左往しているように見えてしまいます。


こうした心理的状態の中にあっては、壁面に映る木の影が幽霊に見えてしまったり、たまたま帰宅する方向が一緒になった人がストーカーに思えてしまったりという風に、本来は何でもないはずのものが自分にとっての恐怖と不安になり、形あるものに変幻し、まるで本当に触れているかのように脳が認識しはじめ、体感として感じるようになってしまいます。


実際にはそこには何もないにもかかわらず、自分自身の抱く恐怖と不安によって実際にダメージを受けてしまうのです。


具体的な名称は差し控えますが、コロナ禍で世界が一つにならなければいけないと叫ばれ始めているにもかかわらず、賠償責任がどうだとか、お前がやったのだとか、他人を攻撃してさらに分裂するような方向に舵を切っている勢力が増えてきています。


さらには、インターネットの匿名性を盾にして、普段対面ならば絶対に言わないような言葉を普段は使わないような口調で平気で使って他人を攻撃する人達が増えてきていることにも嫌悪感を覚えます。


これらも考えてみれば恐怖と不安によって駆られた心が自己防衛のために取っている低レベルの行動にしか思えませんし、それは見ていて滑稽であり悲しくもあり、そしてまた、明日の自分がそのようにならないとも限らないという意味においては反面教師であり教訓として映ってきます。


結論として、


私たちは情報のグローバル化によってもたらされている不確かな情報の多くを採り入れざるを得ない状況に必然的に立たされていて、自分自身で的確に判断する能力を欠いてしまっているために、その心の隙間から顔を出した恐怖と不安が問題を大きくして、しかもその恐怖と不安ゆえに免疫機能のバランスを低下させてウィルスに感染しやすい状況を自分自身で生み出しているのではないかと考えます。


腸と脳の相関関係(脳腸相関)に照らし合わせてみてもこれには医学的な根拠がありますし、逆もまた然りで、恐怖と不安から自分自身を解放することによって免疫バランスが維持できることも医学的な根拠のある話です。






この状況をまるで予見していたかのような印象を与えた映画作品シリーズがつい最近になって完結したのですが、その映画作品というのは『スターウォーズ』です。


宇宙戦争を描いて世界的な人気作品になった映画ですが、ストーリーを簡潔に言うならば、それは「恐怖と愛の戦い」です。


この映画では「恐怖」を“ダークフォース(暗黒の力)“として表現し「愛」を“フォース(光)“として表現していて、“ダークフォース“の力に引きずり込まれる主人公が“フォース“を高めてその戦いに臨んでいく過程を描いた作品になっていますが、戦いの途中で主人公は自分の内面に存在する「恐怖(ダークフォース)」に気付き、自分自身との戦いに苦しみます。


自分が最も敵対視していた“ダークフォース“が実は自分自身の中にあり、しかも“ダークフォース“を敵対視すればするほど内面の“ダークフォース“が強くなって闇の側へと引き釣り込まれていくのです。


この状況がまさしく、現代の地球(人類)が置かれている状況そのもののように感じてしまい、ジョージルーカス監督の先見性と予見性に脱帽してしまうのですが、映画『スターウォーズ』シリーズの中では“フォース(光)“の力に覚醒したマスターと呼ばれる先達が修行中のルーク・スカイウォーカーにこんな言葉を語ります。



「ダークフォースから
  目を背けてはならない」



私たちは自分自身の内面に存在している「恐怖」や「不安」から目を背けようと必死になっているように思うことがあります。でも「恐怖」や「不安」は生物としての防衛反応の一部としてなくてはならないものであり、取り除くことは決してできません。


避けようと必死になったり取り除こうと躍起になっても、敵対視すればするほど自分の中で力を強化し、ひいては他人を傷つけることで自分を正当化しようと働くようにプログラムされているのだと思います。


“ダークフォース“は言わば「必要悪」なのです。


だからこそ、目を背けるのではなく、理解し、向き合うことによって凌駕することができれば、「恐怖」や「不安」を持ちながらにして自分自身をコントロールして社会に流されない強さを持つことができるのではないかと思います。


恐怖や不安を受け入れるという態度は、実は身体のある部分を強く意識することで可能になります。その部分が【肚(はら)】です。つまりお腹の下部、お臍に位置している「丹田(たんでん)」と呼ばれているエネルギーのスポットです。


「恐怖」や「不安」を考えながら丹田に意識を向けて力を入れて深い呼吸を続けていると「恐怖」や「不安」が次第に和らいできて前向きな発想ができるようになってくることがあります。ここにも「脳腸相関」が成り立っていたのです。


いま現在、新型コロナウィルス感染対策のための様々な手法が提示されていますが、そうした対策を講じるのは当然として、それ以上に、というよりもより本質的な対策として、心の持ち方が及ぼす影響の方が圧倒的に強いということを知って頂いて、


「恐怖」と「不安」にフォーカスして留まるのではなく、「恐怖」と「不安」に包まれている自分があることを先ずは認めてその自分を肚の底から受け入れて「恐怖」と「不安」には屈しないと宣言することと、より正しい情報を自分から求めていく行動を起こして実践することを通して自分の行動に自信と確信を持てるようになることが必要ではないかと思います。


もしも今の自分が「恐怖」と「不安」に包まれていることを認められるとすれば、自分以外の他人も同じように「恐怖」と「不安」に包まれているかも知れないと想像することは容易になりますし、その他人はそれ故に一見不甲斐なく思えるような行動を取っていると考えることができるならば、そこに相手を攻撃する気持ちが湧き上がるだろうかと考えてみて欲しいと思います。






「恐怖」や「不安」という感情には一定の周波数があることがわかっています。宇宙の森羅万象にはそれぞれに固有の周波数があって、例えば地球には地球の周波数があり火星にもまた別の周波数があります。


電話機、電子レンジ、ラジオ、それからタンポポ、すみれ、ハイビスカスなどもそれぞれに固有の周波数がありますし、ラジオなどは受信する周波数帯を変えることで様々な放送局の放送を聴くことができるわけです。


また人体においても肝臓と腎臓とでは発している周波数が違いますし、その日の気分によって人体から発せられる周波数は変動しています。それから、ウィルスもインフルエンザウィルスとコロナウィルスとでは周波数が違います。


新型コロナウィルスが持っている周波数は「恐怖」や「不安」の感情が持っている周波数と同じことがわかってきていて、同じ周波数同士は引き付け合う(共鳴)こともわかっています。



つまり、私達が新型コロナに対して恐怖や不安を募らせるほど新型コロナが引き寄せられてくるという共鳴現象が、新型コロナが蔓延している真の原因だと言うわけです。



しかしどうでしょうか。テレビやインターネットから流れてくる情報の殆ど全てが私達の恐怖や不安を煽るような情報ばかりです。その反面、免疫のバランスを整えることや改善することについては殆ど情報を流していません。


これは明らかに何らかの意図があるからだと言わざるを得ません。恐怖や不安を煽ることによって得する人間がいるということです。情報操作というのはいとも簡単です。そういう社会システムを作り上げた土台の上に私達は日常生活を送っているために気付けなくなってしまっているのです。


でも、基本に立ち返ってみればそんなに難しいことではありません。


要するに私達はもともとは自然界の一部であり、自然そのものです。文明の発達は人間と自然との繋がりを切り離してしまいましたが、私達がその繋がりを取り戻すことができるならば自然との共生が可能であるし、自然とのバランスを崩すことなく文明を発展させることができたはずなのです。


ですから、自分自身を自然界に近づける方向にあらゆるものを選択していけば、免疫のバランスは当たり前に整ってきますし、新型コロナウィルスだろうと何だろうと跳ね除けてしまうでしょう。


またその逆に、これまで以上に科学文明に偏った選択を続けていくならば、自然界の強大な力の前に人間など一握りで潰されてしまうに違いありません。



いま私たちは、絶対に“ダークフォース“に屈してはいけないのだと思います。



そして、不自然な習慣から一日も早く脱するために、いま自分が本当はわかっていてやれていない事に舵を切るべき時ではないかと思います。


考えてみて頂きたいのです。


なぜ自殺者が増え続けているのでしょうか?
過酷な競争社会は本当に必要でしょうか?
資本主義とはどういうことかを理解しているでしょうか?


私達は自分や自分が愛する人のためではなくて、この社会を支配している一部の人間(資本家)のために汗水垂らして働いているのかも知れないのです。


こうした流れに歪みが生じているからこそ、いま社会全体が揺れ動いているのではないかと思います。


結局のところ私達は今のところ自分しか見えていないのではないかと思います。自分のことで精一杯です。そういう流れの中にいるのでどうしようもないと諦めている部分もあるように思います。


でも、そのような中にあっても何かを選択する力を私達は相変わらず持っています。恐れに屈するのではなくて、恐れを凝視して、恐れの正体を見抜く力を養う必要があると思います。


答えは自分自身の内側にあります。自分自身を思い出すことで何を選択すべきかが見えてきます。社会の波に揉まれてきて自分自身を捨ててきたとしても、決して忘れることができない自分が居るはずです。そこに気付けたら、恐れることなく行動することで現実が変わるはずです。


いまの状況に対する疑問を抱く人がいま以上に増えて、何か行動を起こそうという気運がある一定以上の数値(数)に達すると、その気運は物理法則を超越して一気に拡散するそうです(『100匹目の猿』という科学実験で証明されているそうです)。


だからこそ大切なのは『わたし自身』ではないかと思います。ひとりの個人が何よりも大切でしょうし、その個人が「恐れ」と「不安」を克服して自信に満ちていく波動の広がりが拡散して全体に影響が及ぶのだと思います。


一人でも多くの皆様の上に「フォースが共にあらんことを」お祈り申し上げます。




「May the force be with you !
  ーフォースと共にあらんことを!ー」





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