横浜映画サークル

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メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(2/2)

2019-01-25 13:11:55 | メンバーが選ぶ良かった、又は印象的な映画

メンバーが選ぶ2018年後半に観た映画で良かった、又は印象的な作品(1/2)の続きです。

Uさん

後半はあまり印象的な作品はなかったのですが、以下の1件が良かったです。  

ボヘミアン・ラプソティ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

この作品はロックバンド「クイーン」のボーカリストのフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック役)の半生を描いた映画。昨年世界的なヒットとなり、日本でも多くの観客を集めている映画です。昨年末時点で、日本国内で封切られた音楽・ミュージカル映画の中では歴代2位になるそうです。私が見た時には、クイーン世代の年配の人よりも若い人で席が満員になっていたのは意外でしたが、最後の場面で納得しました。映画では、1970年代にロンドンで、3人の仲間と新生バンド(後にクイーンと改名)を結成するところから始まります。この時のメンバーは、ボーカリストのフレディ・マーキュリー、ギタリストのブライアン・メイ、ドラマーのロジャー・テイラー、ベーシストのジョン・ディーコンの4人です。クイーンの曲は世界に受け入れられ、爆発的にヒット曲を出して観客を伸ばしていきます。映画では、フレディが恋人、両親、プロデユーサー等とのトラブルで傷つき、「セクシャリテー」であるために悩みを抱えながら葛藤していく姿が描かれていきます。

私はいままで、音楽・ミュージカル映画は興味がなかったので、この映画は、たまたま入った映画館で観た久しぶりの音楽・ミュージカル映画でした。しかし、自身が映画に引き込まれていき、素直な感動を得ることができました。1970年前後、私はビートルズやカーペンターズの音楽は聞いていましたが、クイーンの音楽はそのころほとんど聞いていませんでした。しかし、この映画で演奏される音楽はどれも素晴らしいものでした。とくに、(そのように後半の盛り上げをもっていく手法だとわかっていても、)最後の「ライブ・エイド」のシーンでは胸が熱くなる感動が沸き起こるのでした。

私が観たのは川崎チネチッタでしたが、映画館での臨場感ある映像と音響が一層効果的です。この感動はDVDでは体験できないでしょう。

米国やブラジルでは映画のラストで、観客が立ち上がって合唱したり、ペンライトを降って歌ったりしたそうですが、その気持ちになれる映画です。音楽・ミュージカル映画の好きな人にはぜひ体験してほし映画です。

(下の画像左は最後の「ライブ・エイド」のシーン。画像右は「ライブ・エイド」のシーンでペンライトを振る観客、日本の映画館のもの)

 

画像出典左:映画ランド『ボヘミアン・ラプソディ』2週連続No.1、前週比110%で驚異の動員スピード記録https://eigaland.com/topics/?p=90441 (閲覧2018/1/25)  画像出典右:Park blog徹底解説!応援上映も大盛況の映画『ボヘミアン・ラプソディ』とクイーンの楽曲は、なぜこんなにも人の心に響くのか?http://jafmate.jp/blog/car-life/181211-10.html (閲覧2018/1/25)

 

H.Eさん

1 『止められるか、俺たちを』(2018日本 監督 白石和彌)

2012年に逝去した若松孝二監督が設立した若松プロ再始動第1作。1969年を時代背景に若松プロの門をたたいた助監督吉積めぐみの目を通し、時代や彼らの生き様を描いた青春群像劇。若松孝二を井浦新 吉積めぐみを門脇麦が演じる。門脇麦 名前は知っていたけど、初めて見た。存在感のある「映画」の女優さんだと思った

(下の画像左は撮影場面、手前左に吉積めぐみ役門脇麦、中央に若松孝二監督役井浦新。若松孝二は当時「ピンク映画の黒澤明」と形容され、若松プロの男たちは映画つくりに夢中で、がむしゃらに進む、止められない。その中に吉積めぐみは飛び込んだ。画像右は実際の1969年の撮影風景、左のサングラスをかけているのが若松孝二、その後ろにわずかに顔を出しているのが吉積めぐみ)

画像出典左:cinefil映画が時代とともに駆け抜けていたc2018若松プロダクションhttp://cinefil.tokyo/_ct/17157366 (閲覧2019/1/30) 画像出典右:CINERA.NET門脇麦&井浦新が映画作りに青春懸ける 『止められるか、俺たちを』特報1969年撮影 ©2018若松プロダクションhttps://www.cinra.net/news/gallery/143686/1 (閲覧2019/1/30)

2 『こども食堂にて』(2018日本 監督 佐野翔音)

 「こども食堂」を舞台に児童虐待、里親など その環境の中で育つ子どもたち、懸命に生きる母親たち、子どもたちを支えようとする大人たちを描く。ひとつの大きなテーマとして里親を取り上げている。

映画製作チームsunshineは子どもたちの社会的養育をテーマに作品を手がけているそう。こども食堂、児童虐待、児童相談所の疲弊、里親等の実態を役者の言葉で丁寧に伝えようとしている。いわゆる「映画」という感じはあまりしないけれど思いは伝わってきた。たまたま横浜シネマリンでチラシを見て作品、上映を知る。なかなか目にふれない映画だと思うのでラッキーだった

(下の画像左は里親と実親の間の葛藤や児童虐待が係わってくる子ども食堂の場面。エプロン姿がこども食堂を主催する役の平田友子。その右に学生ボランティア役の本下はの(もとした はの)。学生ボランティアは母親の虐待から保護施設に逃げた過去を持つ。画像中は左側に子ども食堂を利用する小学生、腕にあざなど虐待の痕を持つ。右側が学生ボランティア役本下はの。画像右は実際の東京都狛江市の子ども食堂の様子。バイキング形式で、自分が食べたい分だけ取っていく。子ども食堂は地域の人や学生ボランティアティアが中心になって、食事や温かな団らんを提供す場として2010年代頃より日本各地で急増している)

画像出典左:映画『子ども食堂にて』2018年9月29日より劇場公開https://kodomosyokudo-nite.jimdo.com/ (閲覧2019/1/29) 画像出典中:映画「こども食堂にて」佐野翔音監督 絶望から抜け出すためにhttps://www.sankei.com/entertainments/news/180330/ent1803300003-n1.html (閲覧2019/1/29) 画像出典右:調布経済新聞「狛江で新たに子ども食堂 高齢者向け会食に実績・ボランティア団体が主導」https://chofu.keizai.biz/headline/2139/ (閲覧2019/1/29) 子ども食堂急増の情報元:ウィキペディア『子ども食堂』(閲覧2019/1/29)

3 『日日是好日』(2018日本 監督 大森立嗣)

茶道教室に通った約25年について記した森下典子の自伝的エッセイを映画化した。「私、最近思うんですよ、こうして毎年、同じことが幸せなんだって」と武田先生が言う…実感として心に響く言葉だった。

平成29年の神奈川文化賞を受けた樹木希林さんの授賞式に伺う機会を得、その時希林さんが親族のお宅でお茶の映画を撮っていると話していたのを思い出す。ただ者ではない樹木希林さんだった。

(下の画像左は笑顔で話す武田先生(樹木希林)。画像右は、授賞式での、ただ者ではない樹木希林さん。賞は学術、芸術、芸能分野各一人、芸能で樹木希林さん)

 

画像出典左:とりま芸能速報【樹木希林】出演【日日是好日】好発進!乃木坂ファンも見るべき理由とは?https://torigei.com/geisoku/hibikorekouzitsu-nogizaka/ (閲覧2019/1/30) 画像出典右:神奈川県HP 写真で見る!「黒岩日記」  2017年11月3日http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/chiji/p1189161.html (閲覧2019/1/30)

 

Mさん

カメラを止めるな!』(2018日本 監督 上田慎一郎)

前評判もあり、話の内容が刷り込まれない内に観たおかげで、すっかり騙されました。特にこのような作品は素直に疑い深くなく鑑賞するのが良いと思います。撮影現場の面白さ満天です。

(下の画像はゾンビ映画の撮影現場に本物のゾンビが現れる。監督は「カメラを止めるな」と叫ぶ)

画像出典:映画ランド『カメラを止めるな!』DVD発売記念、本編を24時間限定で無料配信https://eigaland.com/topics/?p=90007 (閲覧2019/1/31)

ボヘミアン・ラプソティ』(2018英米、監督ブライアン・シンガー、原題:Bohemian Rhapsody)

この時期に音楽関係の作品『アリ/スター誕生』、『ホイットニー〜オールウェイズ・ラブ・ユー〜』を立て続けに鑑賞。音楽、映像を十分に楽しめるにはIMAXがおススメです。当時はあまり好きになれないグループでしたが今ではあの雰囲気も理解出来るようになりました

(下の画像は当時の1975年初来日のクイーンの4人、右端がボーカルのフレディ・マーキュリー、その左の背が高いのがギターのブライアン・メイ、その左の帽子をかぶっているのがドラムのロジャー・テイラー、左端の白い服を着ているのがベースのジョン・ディーコン、背景後ろの鉄骨は東京タワー、4人はここでお点前(抹茶)を味わった。ウィキペディア『クイーン』によれば全員が作詞作曲を行い、ギターやピアノやシンセサイザーを演奏できるとのこと、レベルの高いグループですね)

画像出典:エンタメ(18368/170182) 映画『ボヘミアン・ラプソディ』 女性客が多い理由を分析(NEWSポストセブン) https://news.goo.ne.jp/picture/entertainment/postseven-824077.html (閲覧2019/1/31)

来る』(2018日本  監督 中島哲也)

残酷さ、怖さ満点です。「え、もうこの人が」と意外性があり、楽しめました。ネタバレのおそれがあり、多くを語りませんがある方の『マスカレード・ホテルとの比較も面白いと思います

(下の画像左、子供と母(黒木華)のところに“あれ”が来る。画像中、オカルトライター(岡田准一)のところに“あれ”が来る。画像右、霊媒師姉妹(松たか子、小松菜奈)のところに“あれ”が来る。部屋は血だらけ)

  

画像出典左:Miyakawa Blog邦画ホラー「来る」はおすすめ!新機軸のホラーエンターテインメントhttps://miyakawa.me/2018/12/16/5511/ (閲覧2019/1/31) 画像出典中:MovieWalker名前を呼べない“あれ”に1人残らず恐怖する!『来る』予告映像が解禁https://movie.walkerplus.com/news/article/164209/ (閲覧2019/1/31) 画像出典右:映画ナタリー、鬼才監督が手がける“最恐エンタテインメント”https://natalie.mu/eiga/pp/kuru-movie (閲覧2019/1/31)

以上です。

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