先日、桜木町のブルク13で『ストックホルム・ケース』(2020/11/6日本公開カナダ・スウェーデン合作、監督ロバート・バドロー、原題:Stockholm)を鑑賞してきました。
1973年に実際に起きた「ノルマルム広場強盗事件」を題材にした映画。この事件が有名になったのは「ストックホルム症候群(シンドローム)」の語源となった事件だからです。
映画を観る前は、犯人が事件を起こす前の件が長いと嫌だなと思っていると、いきなり冒頭からイーサン・ホーク扮する犯人が強盗するシーンで始まる幸先のよいスタート。こんな風に本題にすぐ入る映画は好感を持てます。
人質が犯人に感情移入してしまうのだから、余程犯人側の身の上が同情的なのかと思ったらそうでもなく。どちらかと言うとスウェーデンの警察の対応の悪さに寄る部分が大きいのではと感じてしまった。
本来であれば、人質の人命を最優先にするはずの警察側のする対応があまりにも酷すぎる。刑事は人質がいるのに、いきなり発砲するわ。人質も犯人と一緒に兵糧攻めにしたりするわ。えらく人質をぞんざいに扱っている。これじゃ、犯人側に肩入れするのも納得かも。
昔、水曜ロードショーで放送された映画『続・激突!/カージャック 』(こちらも実話ベース)は、警察が犯人と接せる際の対応マニュアルとして良い映画と水野晴郎さんが紹介されていました。
この映画は警察に対する完全な反面教師映画ですね。
(下の画像左の左に一人で銀行に乗り込んだ犯人役イーサン・ホーク。右は人質。画像中は人質となっている銀行員3人。画像右は警官に囲まれた中を脱出する場面)
画像出典左:映画『ストックホルム・ケース』予告編https://www.youtube.com/watch?v=rWNxHD2nFEw (閲覧2020/11/14) 画像出典中:映画.com ストックホルム・ケースhttps://eiga.com/movie/92458/ (閲覧2020/11/14) 画像出典右:北欧の暮らしLifteスウェーデンで最も有名な強盗事件が映画化!『ストックホルム・ケース』公開!https://lifte.jp/20201030-2/ (閲覧2020/11/14)
以上、O.Aでした。