海上自衛隊 舞鶴地方隊マリンフェアの続きです。


今回は砕氷艦しらせの特別公開がありました。
事前の応募に当選した人のみ見学できる仕組みでした。
新型コロナウイルス感染防止のため見学証は持ち帰れました。



南極観測船しらせとも呼ばれますが、自衛隊では砕氷艦しらせと言います。
毎年11月頃、南極大陸の昭和基地に向けて南極観測隊員国立極地研究所の研究者などの人員や
食料や燃料など物資の輸送を任務としています。

また昭和基地で出たゴミ(焼却不適物や不燃物)をドラム缶やスチールコンテナに入れて日本に持ち帰っています。



乗艦を待つ間、パネル展示を見ました。
建造中の砕氷艦しらせの様子や、南極での活動など。



砕氷艦しらせは平成21年にこの北吸桟橋の向かいにある造船所で造られました。
横須賀基地が母港のしらせは今回、10年ぶりに舞鶴に里帰りされたのだそうです。




乗艦前に手指をアルコール消毒をして、いよいよ中へ…音譜



乗艦用のタラップ(梯子)を上がってすぐ
風見鶏のコアラバージョン(風見コアラ?)がいました。



こんな可愛い物が、なぜここに…?
南極へ向かう際、オーストラリアへ寄港された時の記念品かな?

隊員さんの説明では、日本への帰路もオーストラリアに寄港する予定でしたが
新型コロナウイルスの影響で寄港できなかったそうです汗





艦内神社
富士山を御神体として祀られていて、頂上にある富士山本宮浅間大社から毎年お札をいただいているそうです。

先代しらせや、先々代のふじの時代から艦内に浅間大社が祀られていました。
ちなみにふじが持ち帰った南極の石を浅間大社に奉納されたこともあるそうです。



最初に観測員公室と言う、いわゆる食堂に案内されました。
しらせの航路や南極での活動等を約15分間にまとめられたビデオを見ました。



しらせは融雪散水装置から海水を撒いて氷を解かしながら進みます。
氷圧約1.5mまでの氷は強力な推進力で連続的に砕氷して前進できるそう。
氷圧が1.5m以上の場合、一旦艦を200~300m後退させて艦の自重で氷を砕くそうです!!



天井からビニールシートが吊り下がっていて感染防止対策も万全ですグッド!
退室前に撮ったので椅子がバラバラですが
最初はきちんと揃えて並べられていました。



女子トイレの注目すべきはドアの黄色い文字
ここの便所を使用する時は必ず内側から鍵を掛けること
(ちなみに男子トイレには書かれていません)
長期間に及ぶ自衛隊員と研究者(一般人)の共同生活に配慮されています。



艦橋へ向かう途中にあった物をパチパチカメラ




マット



タロありました!!



もちろんジロ!!
どうやら清掃用具らしいです。



洗濯室・風呂
本日から海水風呂でお願いします。
海水風呂って痛いんですよね叫び



長い通路を進んで行くと…



ラッタル(階段)をいくつか上がります。
護衛艦などに比べて角度や幅がゆったり目で
これも一般人への配慮なのでしょうね。



見学可能場所や注意事項が貼ってありました。



救難筏はオレンジ色オレンジ



ここまで上がるとかなりの高さです。
体験乗船中の曳船が見えます。



体験乗船中の高速ボート



救難艇
1艇に58人と、見た目よりも多く乗れます。
中に2週間分の水と食料が積み込まれています。



海に映るしらせの影が素敵キラキラ

その3へ続きます。


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