幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「この恋は世界でいちばん美しい雨」宇山佳佑著 ”ライフシェアリング 二人で一つの寿命を分け合って生きる”

2019-12-16 00:24:24 | 本の紹介
日菜と誠は交通事故で亡くなる前に、ライフシェアリングのカップルに選ばれた。

・ライフシェアリングのルールについて
1)日菜と誠は、二人で二十年の命を所有している。これは二人でひとつの命であり、それぞれが半分ずつ、十年の命を送っている。二人はこの命を奪い合いながら生きなければならない。
2)命を奪い合う基準は「幸福量」である。日菜と誠、そのどちらかが幸せを感じて幸福量が10まで達したら、相手の命を一念奪える。逆に、不幸を感じて幸福量が1まで減ったら、そのときは相手に命を一年奪われる。

・「僕はいつも思っているんだ。人は後悔ばかりする生き物だって。誰もが多かれ少なかれ後悔を抱えながら死んでいく。僕はあちら側の世界で多くの死者と面談をしてきた。そこで彼らの後悔の念を山ほど聞いた。そのたびに思ったよ。ならどうしてもっと努力しないんだって。後悔すると分かっていたなら、もっと頑張ればよかったのに」

・「命とは、人が持つなにものにも代えがたい唯一無二のものだ。だけどそれは人を動かすエネルギーに過ぎない。その命をどう使うかが人間の本当の価値だ。人生の意味だと僕は思うよ。君には後悔しない人生を送ってほしい。たとえそれが十年の命だとしても、ライフシェアリングという不条理な奇跡に負けないでほしいんだ」

・「雨って、誰かが大切な人を想って降らす恋の涙なんですよ」

・自分が自殺とかすると相手に残りの命が全て行く。

・ライフシェアリングを放棄すると自分は亡くなるが、相手は生き続けられる。ただし、放棄した側のことは世界からなかったことになり、相手の意識からも消えてしまう。

感想
自分の命を犠牲にして、相手を助けられるかどうかなのでしょう。

ディーン・リーパー神父は洞爺丸の沈没時、混乱する乗客を手品で和ませたり、ストーンと共に日本人の子供に自分の救命胴衣を着せた。(ウイキペディアより)

マキシミリアノ・マリア・コルベ神父は、アウシュヴィッツ=ビルケナウ 強制収容所で餓死刑に選ばれた男性の身代わりとなった。(ウイキペディアより)

誰かのために死ぬことができるか。

自分が長生きすることは彼女の命を短くする。
難しい課題です。

与えられた命の今を大切にすることなのでしょう。
そして誰かのために、何かのためにできたらそれはステキなことなのでしょう。

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