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少し前に気(き)について触れましたが、漢方薬の生理・病理の世界では気に対して血(けつ)の考えがあります。
気をエネルギーなどの、物質てきではない身体の働きをさしますが、これに対して身体の液体物質なものを、血(けつ)と呼びます。
早速、広辞林で調べてみると、血は
①血液、②血筋・血統 ③比喩的に人間らしい感情や、血氣、活力 ④血の道の略
などです、漢方流にいうと、血の説明として、合っているようなそうでないような、感じです。
陰陽で分けると、気は陽、血は陰です。ですので中医学では、別に陽気、陰液
とも言います。
ますます、解りにくい感じになってきました。身体を形造っているもで、流動的な物質は血といいます。
もちろん、気だけで人体が構成されているわけでもなく、血を動かすためには気が必要になります。