へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

あいかわらずのお正月風景

2020-01-16 10:30:21 | へちま細太郎

あけおめです。
細太郎です。久しぶりなのは、パソコンに酒こぼした作者に言ってください。
ぼくのせいじゃありません。
あと、インスタにハマっているのは、作者です。
おれ、スマホじゃないんで。。。

お正月実家で過ごして、こたつで年賀状を眺めていた。
毎年、山と積まれている年賀状を見てため息をつき、
「もう仕事すんの、やめっか?」
とおじいちゃんがぼやく。
「え?まだ、辞めてないの?」
おれは、驚いてこたつからはい出した。
「あら、何言ってんの?秘書課はおじいちゃんがいなくても動くけど、地方公務員の退職金ではこの先不安なんだから働いてもらわないと困るし、ボケられても困る」
おばあちゃんの言葉は、身もふたもない。
「な?現実はこんなもんよ」
「そんなもんか」
「なにがそんなもんかだよ」
もふもふみっふぃをなでながら、おじいちゃんとおばあちゃんは会話になっているようで、夫婦ならではの会話をしている。
「おれが独身でいる理由、わかるべ」
いや、ぜんぜん意味わかんねえし、くそオヤジ。
うちの父親は、結婚歴がない。独身でも子供はできる。これでも、2児の父親だ。一人は知らないけど。。。
「そんなことは1回くらい結婚してからいいな」
おばあちゃんの容赦ない言葉に、
「正月から、それきついっす」
と、返事をしたのは藤川家のバカ殿だ。
てか、なんでこの人、正月からうちにいんの~?
「あんた、今年こそ種馬になりな。でないと、種馬の役割も果たせなくなるよ」
おばあちゃん、きついわ。
ということで、毎年毎年同じ会話が繰り返される、おれんちのお正月でした。
めでたくもあり、めでたくもなし…。


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