へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

遅刻の言い訳

2020-10-22 14:14:27 | へちま細太郎

久しぶり、藤川だ。

学校も二学期が長くてなあ。。。夏休みはお盆休みだけだったからな。
行事もねえし…。
でも、ここんところ平和だ。
平和になると、遅刻も多くなる…。
学校の目標も、遅刻のない学校を目指そう…っていいよな、恥ずかしいけど。
うちの学校はド田舎にあるので、スクールバスか、チャリ通だ。もっと遠い奴は、寮がある。寮生は、大学生が中心だが、たまに高校生もいる。遅刻はない。
なぜなら、たまに体育の教師どもが飲んだくれて家に帰らず泊まっているのと、中島教授が巣くっているからだ。どんなに飲んだくれても、化け物どもは起きてくる。
だから、遅刻はない。
もっとひどいのは、温室に寝泊まりする中島教授が朝風呂に入りに来るからだ。
1日農作業する中島教授のあとの風呂は、赤だしの味噌汁のようだ。。。と、苦情レベルだ。どんだけ風呂のマナーが悪いんだあああああ。
体洗ってから入れよ…。
遅刻が多いのは、チャリの連中だ。
楽しいぞ、言い訳が。。。
「前輪が脱輪して、追いかけていったらねずみの穴に落ちた」
「で、おむすびころりんすっとんとんか…」
「違うわ、なんで前輪が落っこちておむすびころりんなんだよ」
「違うのか…」
「ねずみひいたら、もともと死んでたわ~」
「…」
脱輪した前輪はどうなったんだよ、もう~。
この遅刻野郎は、毎回毎回こんな言い訳をかましてくる。それでいて、学年トップの成績だ。う、誰かを思い出した。
人を喰ったようななめ腐った物言いといい、態度といい、ああ、細太郎だあ。
そういえばこいつ、中等部では赤松の体重を10キロ落としたと言っていた。。。
赤松も気の毒なやつだ。。。


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