水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

太陽を超えて~暇な時間と表現の切実さと生物として生き続けるということだけにおいての困難性について~

2020年02月20日 19時02分03秒 | ぽつり一言
暇だからこそ人は詩を作った
しかしながら単なる暇なんてものは人生にありはしなかった

それは切実な暇というものだ
どこまで行っても人はなすべきことの嵐に曝される

故に文章を書くものは切実さに裏打ちされた言葉を書くものでなければならない

表現とはそんなものだ
書くことの現実性を意識しなければならない

悲しみ
喜び
怒り
全てを
あっさり表現してしまえればいい

繰り返す
単なる暇なんてものは存在しない
階段を登るような確かな一歩一歩がその暇の陰になくてはおかしい
そうでなければ人は単なる生物としても生き続けてさえいけなどしない

表現とは切実な必要性から生じるどうしようもない衝動だ
生きることを存続するための切実な手段だ
涙を流すことさえ楽ではない
だがそれをすることで浄化されゆくものはある
心の奥底に眠るモヤモヤが解消するのだ

明日さえ知らないこの身で言葉を携え夏を毎年塗り替えるように太陽を超えてゆけ

コメントを投稿