コゲのブログ

人間とは何か/人間の存在意義/人間の目的/人類の未来

寿命/進化/適応/突然変異/進化/遺伝子/DNA

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ボク 座敷猫のコゲ (=^・^=) です。親方は、またまた難しい哲学めいたことを考えているようです。興味のある方は読んであげてくださいませ。

では、以下、親方の哲学です。

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この命題(タイトル)について、考えたことはありますか?

言い換えれば、人間の存在意義のことです。

過去に何人かの人に、この命題を尋ねたことがあります。以下のような回答があったように記憶しています。

●生きるために生きる

●死にたくないから生きる

●何らかの意味があるはず

●考えてはいけないこと

●考えること自体無意味

●子孫を残すこと

●忙しくて考えたこともない

●どうでもいいこと

●今日の晩飯の方が大事

●分からない 

上記の中で、「何らかの意味があるはず」が一番説得力があるような気がします。

このようなことは、哲学の分野だと思いますが、哲学を学んだことも哲学書を読んだこともありません。哲学の知識のない私が、このことを考えてみたいと思います。

人間には本能と感情が備わっています。本能は、人間が生きていくための必要不可欠なものです。一方、感情は、地球上の生物の中で人間にのみ多く備わっています。基本的に感情のない人間はいません。人間は、本能と感情により活動する生物といえるのです。

本能の赴くまま行動したら、秩序がなくなってしまいます。また、感情の赴くままの行動も、同様のことになります。ここで、肝心なことは、人間には理性が備わっているということです。理性があるから秩序が保たれ社会生活が送れるのです。理性とは、本能と感情を制御するものと考えればよいでしょう。

現在の地球上の生物で、人間だけに感情と理性が備わっているのです。霊長類や脳の発達した生物にも、ある程度の感情はあるでしょう。しかし、理性がどの程度あるか否かは疑問の余地があります。

このような現実からして、人間は、地球上の他の生物と比べて、特別な存在であることは疑う余地はありません。

人間を含む生物には寿命があります。ここに一つのヒントがあると思います。ダーウィンの進化論が正しいとして、生物は突然変異により進化してきました。もし、生物に寿命がなく永遠の命があるとしたらどうでしょうか。突然変異は起こらず、進化がないことになります。なぜならば、生死を繰り返す過程で、遺伝子情報が書きかえられ突然変異が起きるからです。

地球では、最初はバクテリアが深海で火山活動等のなんらかの化学変化により発生し、または、彗星などの天体の衝突によりその天体に含まれていたバクテリアが地球上に残され、生存したと考えられています。バクテリアから人間に進化するまでには、気の遠くなるような歳月と突然変異の繰り返しがあったと考えられます。

突然変異なくして、バクテリアが人間になることはあり得ません。だからこそ、進化を目的としているのであれば寿命は欠かせないということになります。生死の繰り返しがあって突然変異による進化があり、永遠の命では進化は起こりえないのです。

現代医学では、人間は確実に死にます。寿命のない人間は一人としていないのです。これは、遺伝子情報(DNA)に書き込まれた宿命です。アウストラロピテクス→北京原人→クロマニョン人など人類の祖先をたどれば、人間は現在も進化をしているのです。

人間に寿命がある限り、この先も生死を繰り返し、その過程で突然変異が起き、長い年月をかけてさらに進化すると考えるのがごく自然だと思います。さらなる進化を目的とする限り、人間には寿命が必要不可欠なのです。現在の人間は進化の過程にある、と考えるべきなのです。

以前このブログで地球は永遠に存在しないことを書きました。現代天文学では、太陽の寿命とともに地球は消滅します。

では、人間が進化しても地球がなくなってしまったら、進化というものをどのように考えたらよいのでしょうか。進化しても地球がなくなってしまうことが確実なら、進化する意味はありません。技術開発も同様です。

ここまで非常に肩っ苦しく大真面目に書いてきました。少々発想を変えてみます。

ジーン・ロッテンベリー原作のスタートレックを見たことがありますか? 22世紀以降を舞台に設定したSFドラマです。ゼフレム・コクレーン博士がワープ航法という反物質を利用した光より早く飛べるエンジンを発明しました。しかし、バルカン人という異星人が現れ、地球人を宇宙に旅立たせることを阻止しました。

その時代の地球人は、精神的発達段階においてまだ未熟であるという理由です。感情を制御できず、戦争や争い事が絶えない段階で宇宙に旅立たせたら、植民地支配、惑星間戦争などを確実に起こすとバルカン人は考えたからです。

長い年月を待たされて、やっとバルカン人に認められ宇宙への旅に出ることになりました。その時点での地球には、戦争や争い事はなくなっていました。ちなみに、バルカン人は自己の感情を完全制御し、全て論理で行動するという異星人です。

スタートレックシリーズのエンタープライズ(ENT)やザ・ネクスト・ジェネレーション(TNG)を見た方は、このことは常識ですよね。SFドラマといえども、「道徳」というポリシーを貫いているので、教育的な内容になっています。ただの痛快SF映画とは違います。

スタートレックには、「人間とはなんぞや?」というヒントが隠されているように思います。ドラマの内容は、SFを舞台とした人間模様です。ただ、それだけのものではないような気がするのです。なぜならば、宇宙という未だほとんど解明されていない、果てしなく広大な舞台において、宇宙に比して人間という小さな存在を対局して描いているからです。

いずれにせよ現代天文学では、地球は確実に消滅します。地球の消滅とともに人間は絶滅します。人間が絶滅から免れるためには、自らワープ航法のような発明をして、人間の生理的に適応できる惑星に移住することが考えられます。または、バルカン人のような異星人が地球に訪れ、ワープ航法のような技術の伝授をしてもらうか、異星人の宇宙船による移住(ノアの箱舟)しかないのです。

人間の脳は未知数です。そのほとんどが使われていない、と医学的にいわれています。人間は、まだ、生物学的に進化の過程にあるということの証しです。もし、脳の潜在能力をさらに活用できるようになれば、飛躍的な技術開発が可能になるはずです。実際に、有史二千年間に著しい技術の進歩があり、現在進行形で科学者などが研究を重ねています。ワープ航法の発明があるかもしれません。

進化しても意味がないのなら進化する必要はありません。進化する必要性があるからこそ進化するのです。例えば、地球消滅前に地球を脱出して他の惑星に移住するためには進化せざるを得ないのです。地球脱出後に人間が生存できる条件の惑星に移住したとして、その惑星に完全適応できるようになるためには恐らく突然変異を繰り返し、現在の人間の形態とは全く異なっている可能性があります。

そのように考えると、突然変異で進化が起こりますが、言い方を変えれば、その目的たるものは適応ということにもなるのでしょう。

適応について言及してみます。気候の大変動に適応するために突然変異が起きてそれを進化というのか。または、突然変異が起きた生物だけが気候の大変動に適応できて偶然に生き残りそれを進化というのか。ニワトリが先かタマゴが先かという議論になります。

そろそろ、まとめに入ります。

人間が絶滅を免れないためには、基本的には進化をしなければならないという宿命を背負っていると考えます。よって、生死を繰り返しつつ、何世代にもわたり気の遠くなるような歳月を経て、進化して子孫にバトンタッチの繰り返しをしていかなければならないのです。人間が絶滅しないために、本能と理性が備わっているのです。感情の必要性もあるのでしょう。

人間だけに理性が備わっているのは、本能と感情を制御して秩序を保ち絶滅しないためだと考えられます。理性があるからこそ、絶滅を免れることが出来るのです。ひいては、進化を助長することになると思います。

この命題に対する答えは出ません。キーワードは、「生物、本能、理性、感情、寿命、突然変異、進化、進歩、遺伝子、DNA,技術、宇宙など」かな、と思います。

そろそろお時間がよろしいようで m(__)m

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以上、親方の哲学でした。

座敷猫のボクには何のことかさっぱり分かりません。ボクも暇ですが、親方も相当暇人ですね。ボクはお腹が空いたら食べる。眠たいから寝る。余計なことは考えないのです。

親方は元々天体少年でトレッキー(スタートレック愛好家)なので、宇宙や人間のことを考えるのが好きなのです。 

 (=^・^=) コゲでした。 

 

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